●アントニオ猪木VSモハメッド・アリの1976年に林寛子の「カモン・ベイビー」という意外な事実。

末尾ルコ「昭和文化史で知性と感性を鍛えるレッスン」

アントニオ猪木VSビル・ロビンソンが1975年、アントニオ猪木VSモハメッド・アリが1976年。
そして林寛子の「カモン・ベイビー」が(笑)1976年である。
と言うか、(えー!「カモン・ベイビー」と猪木VSアリが同じ年なのか??)と、ちょっとした驚きである。
わたしの印象では、「カモン・ベイビー」は猪木VSアリの年よりもずっと以前なのであるが、それは単なる錯覚だったのだろうか。
などということを語っているのは、今の日本のアイドル商法には大いに批判的なわたしだけれど、そうですね、10代後半くらいまではちったあアイドルに興味があった。
しかしそれは「興味があった」と表現するレベルであり、もちろん「アイドルに没頭」なんてことは一切なかったのだが、林寛子はわたしの中で「アイドルの先駆」としての記憶をずっと留めているのである。
で、こわごわYouTubeで「カモン・ベイビー」を観てみたのだが、何かこう観ているのが気恥ずかしい感覚と同時に、(なんだ、今のアイドルよりだいぶましじゃん!)という気にもなった。
それにしても2017年に林寛子の「カモン・ベイビー」を観ちまうとはね。