●今の日本には、ちあきなおみの『喝采』が欠けている。

末尾ルコ「昭和文化史で知性と感性を鍛えるレッスン」

わたしが頑是ない幼少のみぎり、頑是ない割によく熱唱していたのが、ちあきなおみの『喝采』だ。
しかし頑是ないと言えば、稲田朋美防衛大臣の「頑是ないアトモスフェール」は何なのだろう。
あれはやはり「稲田朋美萌え」を狙って自己プロデュースしているのか?
歴戦の軍人である米国マティス国防長官が初めて稲田朋美防衛大臣を目の当たりにした時の衝撃はいかなるものだったか?

と、随分と話は横道に逸れたものだが、ちあきなおみの『喝采』が発売されたのは1972年だったという。
この陰湿にしてパワフルな歌詞と曲調。
それが幼少のわたしにまで浸透していたという事実。
そう言えば、ちあきなおみも岩崎宏美もコロッケのレパートリーだけど、コロッケを初めて見た時の衝撃も大きかった。
それにしても「ものまね番組」、途中からお涙頂戴になるのだから、やってられない。