●映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』とPasco「フロランタンみたいなケーキ」の関係とは?

末尾ルコ「食で知性と感性を鍛えるレッスン」

少年がケーキを買う。
好きな少女に贈るためだ。
白いクリームのたっぷり盛られたケーキ。
しかしすぐには渡せない。
少年は階段でケーキを少女に渡すタイミングを待つ。
ふとケーキの入った包みを開ける。
少年にとっても、普段はお目にかかることのないクリームたっぷりのケーキだ。
(クリームの味をひと口見てみよう)
指でクリームをすくい、舐める。
何て甘いんだ、何て美味しいんだ。
もうひと口舐める。
またひと口舐める。
いや、このケーキは少女に贈るものだ。
しっかりと贈る分は残しておかねばならない。
が、止まらない。
ケーキはどんどん減っていく。
半分ほどになったところでもう少年は腹を括る。
(ぜんぶ、食べてしまえ!)

というわけで、セルジオ・レオーネ監督の『ワンス・アポンタイム・イン・アメリカ』の中の印象的なシーンの一つなのですね、エンニオ・モリコーネの甘美な音楽とともに。

で、何でこのようなことを書いたかといえば、そう、Pascoの「フロランタンみたいなケーキ」。
わたしこの前、(食後に半分くらい食べよう)というつもりで食べ始めたのです。
はい、もうお分かりですね。
止まらなくなって、ぜんぶ食べちゃった(^_-)-☆
そしてカロリーを見たら、

542kcal!!

ぐ、ぐわあ!しかも食後に!!!!!!
というお粗末なお話でした。