●チョコレート論~グリコの快作!「Bitte ビッテ アイボリーショコラ」の感想とか。

末尾ルコ「食で知性と感性を鍛えるレッスン」

グリコというと、わたしの個人的印象だけれど、「チョコレートの味が薄いじゃねえか!」と思っていた時期が長くあった。
これも個人的印象だけれど、国内のスーパーなどで流通しているチョコレートとしては、ロッテが一番美味しいかなとも思っていた。
もちろんロッテの創業者が韓国出身であるとか、そういうことを知ったのはずっと後だし、それは味とは関係ないことである。
ロッテは定番中の定番である「ガーナ」が美味しいというイメージが強く、同じく国内定番中の定番、明治の「ミルクチョコレート」はちょっと味が薄いかなとも感じていた。
その他、多種多様なチョコレートを食べてきたし、一時はフランスやベルギーの高級チョコレートもかなり試してみたけれど、それらはまた別に機会にお話することにして、今ここで言いたいのは、

「最近のグリコは美味しいチョコレートも多い」

という点である。
もちろんかつてのわたしの印象が誤っていて、「グリコのチョコレートは昔も今も美味しい」という可能性はあるけれど、ここは「わたしの印象」を前提としよう、というほど大袈裟なものではないが。

で、「最近美味しい」グリコのチョコレートの中でも、

「Bitte ビッテ アイボリーショコラ」!

これ、美味しいいいい!!

ヨーロピアン発酵バター配合のビスケットでミルククリームを挟み、それをアーモンド仕立てのホワイトチョコレートで包んでいるのだが、その甘さのバランスが絶妙である。

「Bitte ビッテ アイボリーショコラ」!

(とは言え、「美味しいか否かの基準は、あくまで各人の好みに寄る」のが原則です)