●あなたも「カープ女子」も感涙か?わたしの広島カープファン時代の苦難の日々。北別府と巨人戦・阪神戦の関係。

末尾ルコ「スポーツの話題で知性と感性を鍛えるレッスン」

現在わたしが積極的に興味があるスポーツ関係は、テニス、プロレス(これも「スポーツ関係」です)、そしてMMA(総合格闘技)で、他のスポーツを積極的に観戦することはありません。
と、ここまで書いてふと気づいたけれど、「オリンピックでメダルを狙える!」とかいうことで、スポーツニュースなどでしょっちゅう取り上げられる競技の中にも、プロレスとは比較にならないくらい運動量など少ないものもありますな。
ま、それはまた別のお話。
こんなわたしでもかつては熱烈に広島カープを応援していたということは今までに何回か書いたけれど、あれがなかなか苦難の日々だったという話をして同情を引こうなんて考えはまったくないけれど、いやあ、野球とかサッカーとか、特定のチームを強く応援するのは精神衛生上よろしくない要素が多い。
応援していた頃の広島カープで、わたしが一番贔屓にしていた選手が北別府学投手だというお話も何度か書いているけれど、どこがよかったかと言えば、身体全体で空間に弧を描くようなゆったりとしたフォームや、「精密機械の如きコントロール」といった、わたしにとってとても惹きつけられるキャラクターがあったんです。
顔立ちや、いかにも意固地そうな性格も、あくまで一ファンとしては、おもしろかった。
「美空ひばりと云々」という噂も、北別府の大物感を引き立たせていたですね。
ただですね、今でこそブログが人気で、「広島カープのオピニオンリーダー」的ポジションにいるらしきことを最近知った北別府だけれど、現役時代には、その実績や、わたしがずっと感じていた魅力の割には、人気が今イチだったんです。
その理由の一つが、「巨人戦にあまり強くない」というのであって、同世代では巨人戦に強い大洋ホエールズの遠藤一彦の方がずっと人気があったですね。
しかしここで声を大にして言いたいけれど、

「北別府は、バース、掛布、岡田、真弓らで優勝した年の阪神にやたらと強かった!」

なまじっか巨人に強いよりも、あの年の阪神に強かった事実がずっと価値があるでしょう。
って、わたし、今頃蒸し返してますけどね。ふふふ(←やや空虚な笑い)。