●「悪徳のレシピ、あるいはマルキ・ド・サドも吃驚か」~「竹輪の悪徳レシピ」篇。その2

マヨネーズ。
この乳白色の滑らかな口当たりのゲル状とも表現できる質感のソースあるいは調味料がいかにわたしの悪徳のレシピに貢献してきたことか、それは原稿用紙が何万枚あっても書き切れるものではない。
などと、いきなり話を盛ってるなあと自分でも分かっているのが僭越でござる。
しかし「本気の自慢話」で話を盛るのは馬鹿のすることだけれど、「パロディとして楽しく話を盛る」のは会話テクニックとしてとても有効だから、ぜひ頭に入れておいていただきたい。
で、マヨネーズ。
さすがに近年の使用量は減っているけれど、ティーンエイジャーの頃は使いまくりだった。
竹輪に対してももちろんそう。
価格やや高めの竹輪は生のまま、マヨネーズと醤油をつけてご飯と一緒に。
価格やや低めの竹輪はこんがりと焦げ目がつくくらい炒め、マヨネーズと醤油をつけてご飯と一緒に。
これだけで、ご飯何杯でもいけたんだぜ、ティーンの頃は。
もちろん傍らには『週刊ファイト』。
『大阪スポーツ』とか『レジャーニュース』もちょいちょい買っていたけれど。
そう言えば、『月刊プロレス』が『週刊プロレス』になったのは1983年なんだねえ。
ふ~む。
『月刊ゴング』が『週刊ゴング』になったのが1984年か。
そしてS&Bが1987年に「本生おろしわさび」を発売。
ふ~~~~む。
いや、と言いますのは、竹輪にわさびってとても合うんです。
しかしいつ頃からチューブ入りわさびを気軽に使っていたかなあと、ふと疑問に思ったもので。