●「ヅラ疑惑」で人気(?)の細川たかしが、太り過ぎる、歌詞間違うなど、大暴れか?

末尾ルコ「音楽の話題で知性と感性を鍛えるレッスン」

細川たかしが「ヅラ疑惑」でバラエティ番組などへの出演が増えているという報道を見かけた。
わたしは民放地上波のバラエティ番組は観ないので、そんな細川たかしの姿を見かけたことはないが、この4月に演歌に興味を持ち始めて以来まめに歌番組はチェックしているので、大御所としての細川たかしが健在なのはよく分かっている。
確かに現在の細川たかしのヘアスタイルは「ヅラ疑惑」を持たれても致し方ないような不可思議な形態をしており、いわば「不自然でかつ柔らかそうな髪の毛の集まりが頭部に載っている」といった様子を呈してはいる。
細川たかしのプロフィールをチェックすると、いくつかの不祥事を起こしてはいるけれど、なにせわたしが演歌に興味を持ったのが今年の4月からなもので、そうしたことは知らなかったというか、興味はなかった。
とは言え、別に演歌好きでなくても細川たかしのヒット曲の数々が日本に暮らしていて耳に入ってこないわけはなく、ヒット曲の多さでは演歌界でも稀有な存在だな、という認識は以前からあった。
それにしてもふと思うのであるが、人は人に対して、(ヅラじゃないか?)などという失敬な疑問を持っていいのか?
けれど現実的には、日常生活の中でも不自然なヘアスタイルの御仁を見かけたら、(ひょっとして・・・)と感じてしまうのは致し方ないところではある。
それにしても細川たかしの場合、「ヅラ疑惑」よりも太り過ぎの方が問題で、顔の大きさなど、若い頃の1.8倍ほどはありそうである。
しかもここ数カ月で観た歌番組の中でも、歌唱中に泣き出す、歌詞を間違えると、「大丈夫か、細川先生!!」と叫びたくならないこともないのだ。
ただ、『イヨマンテの夜』などスケールの大きな歌唱は迫力抜群で聴き応えがあるが、反面、繊細な歌唱、あるいは滑らかな声と言った要素は薄らいでいる感はある。