●ロシア料理好きのわたしが、ハウス食品『シチューオンライス ビーフストロガノフ風ソース』に挑戦!クリームシチューやサワークリームとの関係は?あるいは、「新宿情話」の「ポン太」とは?

末尾ルコ「食の話題で、知性と感性を鍛えるレッスン」

普段カップ麺に舌鼓をうつわたしも、「どんな料理が一番好き?」と問われれば、「フランス料理」と答える。
まあ高級和食は食べた覚えがないのですが。
高知に大好きなフランス料理店『ラ・ヴィル・フランシュ』があるので、東京へ行った時によく入るのはロシア料理店だ。
各国料理って、気分が変わるのでいいですよね。
ロシア料理は高知ではなかなか食べられないのと、やっぱりロシア的雰囲気が好きなのである。
ロシアと言えば、北朝鮮、韓国、中国と並び、おそらく「日本人の嫌いな国 四天王」だろうと思うが、もちろん北方領土問題を抱えている日本人がロシアになかなか好感を持てないのもよく分かるけれど、その件と文化はまた別の話である。

で、東京でよく行くロシア料理店は、と言うか、東京へ行った時だけのことだから、「よく行く」というほどのことはないが、

『スンガリー 新宿東口本店』
『ロシア料理 ロゴスキーRussian Restaurant ROGOVSKI』

であり、「ロシア料理店 東京」で検索すると真っ先に出てくる店なので何なのだが、アクセスも便利だし、雰囲気も悪くない。

などと書いているのはこの10月、行きつけのスーパーA MAXでハウス食品の

『シチューオンライス ビーフストロガノフ風ソース』

というルーを見つけたからで、(お、家庭でロシアンなビーフストロガノフが!)というわけで早速買ってみたのである。

しかしこのところ肉が必要な料理には豚肉を使っている。
牛肉は当たり外れが多いがゆえにだが、この度もわたしの作ったものは「ポークストロガノフ」だったと告白せねばなるまい。
他の具材は、ジャガイモ、玉ねぎ、ニンジンのベタな3種類に、缶詰のイタリアンな豆類を加えた。
ちなみにイタリアンな豆類に含まれているのは、ひよこ豆、レッドキドニー、うずら豆などで、100円前後の缶詰で売っていることが多い。
しかしよくレシピを読めば「牛乳を入れる」旨書かれてあったし!
深夜にコンビニで買う羽目になったし!!

それはさて置き、こうしてお洒落に、おしゃまに

ハウス食品『シチューオンライス ビーフストロガノフ風ソース』

をキラキラSNS企業女子のように(←パロディとしてのボキャブラリー使用)クッキングしたわたしだが、できあがった「ストロガノフ」を味見して感じざるを得なかった。

(これはクリームシチューではないのか?)

箱に記載されている成分表を見ると、確かにストロガノフ的な構成要素である「サワークリーム」も入っている。
(これは奇っ怪な・・・)と思い、さらに『シチューオンライス ビーフストロガノフ風ソース』の解説を読むと、次のように書かれているではないか!

「“濃厚なうまみ”と“しっかりしたとろみ”が特徴の、『ごはんにかける専用クリームシチューの素』なので、食べごたえのあるワンディッシュメニューが作れます。」

え?「クリームシチュー」???
でもこれ、「ストロガノフ」って・・・。

いや、美味しかったんですが。

それにしても、「新宿情話」のポン太って、どんな男なんだろうね?