●末尾ルコ「サバ缶」感想~『ニッスイ さば味噌煮』♪

末尾ルコ「食と栄養の話題で、知性と感性を鍛えるレッスン」

小泉今日子についてさらに書こうかと思ったが、今回はサバ缶の話題で行こう。

サバ缶がいまだよく売れているという。
いや、これからもずっと売れ続けるのかもしれない。
「サバ缶がよく売れる」という状態は日本の日常文化の一つと化しているのではないか、ブームとかではなくて。

そもそもサバ缶が人気になるのには十分に納得できる理由がある。
サバという魚自体に豊かな栄養素があることが十分に浸透しているし、「サバ缶」という商品に目を向ければ、他の調理済み食品の缶詰と比べると「安く、量が多い」という特徴がある。
焼き鳥の缶詰とか量が少なくて、あまり食べた気にならないのですな。
サバの栄養に目を向けてみると、何と言っても、DHAとEPAの存在が大きく、さらにビタミンB12やビタミンD、そして抗酸化作用が協力とされる「セレン」も含まれているという。
味も風味があって、美味しいのですな。
で、わたしもサバ缶に関してはかなりのヘヴィーユーザーだ。
週に3度くらいはサバ缶を食べているかな。
ただ、これまで何の気なしに店頭に並べてあるサバ缶を購入していたが、ネットのコメントなど(←たまには役に立つ)を見てみると「メーカーによって、味がかなり違う」とある。
確かに当然のことなのだろうけれど、あまり意識してなかったのですな。
しかし、(それではいかん!)と我が身を、我が精神を叱咤する意味も含め、しかもしょっちゅう利用しているサバ缶をでもあることだし、今後はメーカーも商品名もしっかりチェックし、お味の方もよ~く吟味していこうと決意した次第なのであるほどに。

というわけで、量的にもたっぷりの『ニッスイ さば味噌煮』をその第1号としたのだけれど、そうですね、

食感はキリっとした感じ。
噛み応えがあります。
脂の乗ったトロっとした柔らかさやふくよかさはほとんど感じない。
味噌だれもストレートな味わいで、さっぱり食べられます。

しかし考えてみたら、もともとは「生きた魚」だ。
個体によって味が違うのが当然で、あくまでこの感想は、「2018年初夏にわたしが食べた『ニッスイ さば味噌煮』の個人的感想」ということになる。