●台風20号で予想された最大瞬間風速が「50m/s」で電柱が倒れるのか?~日本歴代最大瞬間風速は「60m/s」以上?~お化けが見えると自称「シークエンスはやとも」はインチキか?

末尾ルコ「台風と霊能力の話題で、知性と感性を鍛えるレッスン」

台風20号の天気予報では、陸上での最大瞬間風速が「50m/s」だというアナウンスがあった。
「最大瞬間風速50m/s」。
あまり聞き慣れない数字である。
台風の風速だと、わたしの感覚であれば、「35m/s」以上となると、(これは強いな)とかなりの脅威を感じる。
それが「50m/s」となると…では今までに日本ではどれだけ大きな最大瞬間風速を記録しているのか。

総務省統計局「なるほど統計学園」のサイトに次のように記されていたので、そのまま引用させていただこう。

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昭和41年(1966年)9月5日、沖縄県の宮古島で85.3m/s(毎秒)の最大瞬間風速を記録しました。第2宮古島台風によってもたらされたこの記録は、日本の観測史上最も強い最大瞬間風速となっています(富士山での記録91.0m/1966.9.25を除く。)

 気象庁の風力階級によれば、風速17.2~20.7m/sで人は風に向かって歩けなくなり、24.5~28.4m/sでは根こそぎ倒れる木が出はじめるとされています。第2宮古島台風はこれだけの強風を記録しながら、死者を一人もだしませんでした(負傷者41人)。

総務省統計局「なるほど統計学園」より
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85.3m/s・・・う~む。
そして、「24.5~28.4m/sでは根こそぎ倒れる木が出はじめる」という説明にも驚いた。
そうか、そのくらいのレベルでもう木が倒れ始めるのか。

今回、天気予報では「最大瞬間風速50m/s」を、「電柱が倒れる可能性もあるレベル」と解説していたのを耳にして、(ええ~~っ!)と思ったのである。
台風の影響が毎年色濃い高知に住んでいるが、電柱が倒れている現場は見かけたことがない。
電柱は円柱形をしているので構造的には風圧を逃がすと想うのだけれど、それが倒れるとなると、それこそ家屋はどうなるのか。
もちろん多くの家屋はある程度以上の風圧に耐えるよう計算されて造られているのだろうが。
2018年にやたらと目立つ「異常気象」が常態化、あるいは年々その勢いを増していくようであれば、温帯の四季に恵まれた日本人の生活も根本的に変化せざるを得ない可能性もある。

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数か月前に初めて(笑)ももいろクローバーZのパフォーマンスを観て、(これは違うな)と感じて以来、YouTubeでいろいろと動画をチェック、そしてテレビ放送中の『ももクロchan』と『桃色つるべ』は観ているのだけれど、これが案外おもしろいのだ。
ただ、10年の歴史を持ち、その間に国立競技場や各地ドーム球場など日本最大級のライブを展開してきたビッググループ ももいろクローバーZだけれど、わたしはメンバーが20代半ば程度になった「大人のももクロ」が好きである。

それはさて置き、『桃色つるべ』に吉本芸人である「シークエンスはやとも」という20代の男が出ていたことがあるけれど、自称「お化けが見える」のだそうである。
自称「霊能者」「霊が見える」「オーラの色が見える」的な人たちはごまんといるだろうが、「限りなく100%が嘘、インチキ、詐欺師など」で間違いないだろう。
敢えて「100%」と断言しなかったのは、わたし自身ずっと神秘主義的な思想に興味を持ち続けてきて、その中の多くは馬鹿馬鹿しいものであることを知っているけれど、しかし「人間の可能性」の一つとして捨て切るべきではない部分もあると考えているからだ。
もちろん「限りなくではなく、正味100%が嘘、インチキ、詐欺師など」である可能性も否定はしない。

しかし繰り返すが、世の中にごまんと跋扈する自称「霊能者」「霊が見える」「オーラの色が見える」的な人たちはほぼ100%、インチキと見做すべきである。
そして、「人が見えないものを〈見える〉とドヤ顔で自称しているだけ」の人間の下らない話を延々と放送すべきではないのである。
「ああ、あなたにはいっぱい霊がついてきてますよ」「あなたはお年寄りの霊に好かれてますね~」云々かんぬん・・・見てると、腹立ってくるんです。
ま、こういうの、一切信じないようにしましょうね。