●いやな天気のおかげで急性鼻炎となり、花粉症の方々の苦しみに思いを馳せる~アントニオ猪木とハビブ・ヌルマゴメドフの共通点は?

末尾ルコ「健康・医療の話題で、知性と感性を鍛えるレッスン」

10月11日から12日までにかけて高知では、この秋一番の冷え込みで、つくづく(2018年の天気はあまりに嫌らしい・・・)と苛立った。
この外道なお天気のおかげで、わたしは特に11日、急性鼻炎の症状が出てしまったではないか。
このくらいで鼻水やくしゃみのコントロールが利かなくなる我が身が情けないが、それにしても1年間、「快適」という気温のない気候にも苛立つ。
わたしは幸い花粉症の兆候はないが、ちょっとした急性鼻炎でこれだけ日常の動きに支障が出る、集中力に支障がでるのだから、1年の内のかなりの期間を花粉症の症状に悩まされている方たちの気持ちもよく理解できる。

さて、UFC229でロシアのハビブ・ヌルマゴメドフが銭ゲバコナー・マグレガーをリア・ネイキッド・チョークで下したのだが、ヌルマゴメドフを含んだ次の名前を見ていただきたい。

力道山
ジャイアント馬場
アントニオ猪木

ヴォルク・ハン
エメリヤーエンコ・ヒョードル
ハビブ・ヌルマゴメドフ

いずれもプロレス界と格闘技界のカリスマ的ファイターばかりだが、共通点があるのにお気づきだろうか。

そう、この中のファイター誰一人、(少なくとも目に触れる範囲には)タトゥを入れてないのである。
まあ何だかんだ言って、日本人はスポーツ選手でもプロレスラーでもタトゥは少ないですな。
これを持って、「日本には表現の女優はない」とか、「日本は遅れている」とか言いあげるのは間違いだと思いますよ。
どのようなこともそれぞれの国の文化の流れを頭に入れて考えるべきなのですね。

まあわたしの中のイメージとしては、やたらめったらタトゥを入れている格闘家やスポーツ選手を見ると、どうしても(こけおどし)という印象を受けるのです。
「王者」は「こけおどし」しない・・・だから、「こけおどし」している時点で「王者」の資格をかなり失う。
この前も、「日焼けサロン」に発がん性の大きな可能性が認められ、国際的に規制や近視の動きが出ているという話題を取り上げたけれど、「タトゥはどうなのか?」という疑問も以前から持たれている。
直接「がん」など重い病気に繋がるかどうかは置くとしても、「生まれ持った肌に人工的な何らかを施す」ことについてはある程度慎重になるべきだと思う。