「サンドラの週末」も素晴らしいジャン=ピエール、リュックのダルデンヌ兄弟。
主なフィルモグラフィを振り返ってみましょう。

「イゴールの約束」
「ロゼッタ」
「息子のまなざし」
「ある子供」
「ロルナの祈り」
「少年と自転車」
「サンドラの週末」

多作ではないけれど、どれも観れば忘れられない、心に引っ掛かる、時に突き刺さる作品ばかりです。
特筆すべきはその創作方法。
どの作品も「お金をかけない」。
ロケ、衣装など、いわば「普通の場所」で「普段着」で撮影されているものばかりだし、出演者もだいたい数人に絞られている。
この制作姿勢で「心に刻まれる映画」を創作し続けているところが凄いのです。