末尾ルコ「母の話、健康医療・介護福祉の話題、映画と芸術の話題」

1月21日(火)手術後663日目 退院後463日目

山田姉妹はわたしにとっていつでも特別な存在です。
テレビで「みずいろの涙」を観て聴いて、その美しさに仰天して以来です。
そして以来、山田姉妹のSNSなどにはアップされる度にコメントさせていただいています。
お二人もわたしの名(末尾ルコ)を覚えてくださっていて、コンサートのサイン会の際は「ルコさんですね」と声をかけてくださいました。
そして本当に驚き感激したのですが、母(お母ちゃん)の入院中、何度となく励ましてくださるコメントをいただきました。
本当に驚き、感激しました。

次にお見せするのは2020年12月終盤に山田姉妹に差し上げたコメントです。

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「ホワイトクリスマス」、有難うございました。お二人のクリスマスソングはいつでも特別。
あの「荒野の果てに」を初めて聴いた時の衝撃はこれまでもお話している通りです。
いつかお二人の「クリスマスソング集」なんかがアルバムになればいいな。そんな夢もあります。メジャーな曲から、古い讃美歌までバラエティーに富んだアルバムとか。
この困難な時代、お二人のご歌唱を聴かせていただくときすぐに感じるのは、第一次世界大戦の西部戦線でドイツ兵の歌うクリスマスソングにフランス兵も感動したというエピソード。「クリスマス休戦」として名高い出来事の一エピソードですが、現在の世界の困難な状況の中で、お二人のご歌唱の美しさ、純粋さはさらにわたしたちの心を揺さぶってくれる・・・そんなイメージを持つのです。

歌、音楽、そしてすべての優れた芸術は、「困難な時にこそその本当の力を発揮する」・・・これはわたしのかねてからの持論なんですが、お二人の最上級のレベルでかつピュアな歌声ももちろんそんな芸術の仲間です。だからこそ今、本当に心に沁みる。

遅ればせながらお誕生日おめでとうございます。お二人の大切なお誕生日、もちろんすぐにコメントさせていただこうとも考えましたが、今の時期だからこそすぐのコメントではなく、じっくり考えてからと思い今になりました。

わたし自身、母の長期入院から現在の自宅介護となって1年が過ぎ、2年目となっています。お二人の温かなコメントにも励ましていただき、母は今とても元気です。毎日スターバックスへ一緒に行って、若いスタッフさんたちともコミュニケーションをとり、すっかり人気者となっています。もちろん現在要介護3ですし、自宅介護は大変なことが多いのは間違いありません。しかしわたしとしては、「自宅介護=大変、つらい、苦しい」という図式を超える自宅介護を志し、毎日実践を試みています。

我が家は長らく小さなテレビだったのですが、今年ようやく大きなサイズに買い替え、YouTubeも大きな画面で鑑賞できるようになり、母としょっちゅうお二人のご歌唱を愉しんでおります。観出すと止まらなくなるんです。ただ、本当であれば母をもっといろんな場所に連れて行き、より多くの人たちとコミュニケーションをと思っていたのですが、コロナ禍でそうしたことが非常に難しくなって今に至っています。高知では12月から感染者が多くなり、それから緊迫感の高い日々です。そんな中でも毎日映画を観て、そして音楽を、もちろんお二人のご歌唱が筆頭ですが、愉しみながら、一刻一刻を抱きしめつつ、そしていろんなものと戦いながら生きています。