『倉橋由美子の怪奇掌編』。

例えば「体内から革命を企てる声が聞こえてくる」作品、その名も「革命」。
あるいは「自分の子どもが溶けて骨になる、が、生きている」作品、「事故」。

軽いタッチなのに不気味さは十二分で、時に戦慄さえ走る。

『倉橋由美子の怪奇掌編』・・・就寝前に読むにはうってつけだけれど、奇怪な夢を見る可能性はかなり高いかもしれない。