わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「初恋のヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。

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★映画は最高の「会話」の題材となる。
そして人間、「会話ある人生」と「会話無い人生」とはまったく違う。
 
このテーマ、わたしの宿願と言っていいですが、深め、広げ、各方面にアピールしていきます。

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毎日ですね、誰かと、映画か音楽か本(読書)に関する会話を試みてください。
つまりわたしが言うところの「3種の神器」に関する会話ですね。
映画か音楽か本(読書)、そのうちのどれか、あるいはそれらすべてなら言うことない。
芸術は基本「独りで鑑賞」するものですが、それを「自分の中」に留めず、「外へ出す」ことで新たな、そして時に大きな展開が生まれます。

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『ザ・キラー』の観どころは多いが、その筆頭はマイケル・ファスベンダーとティルダ・スウィントンの対峙。
それはまるで『ヒート』のロバート・デ・ニーロとアル・パチーノの対峙ようでいて。

もちろんデ・ニーロとパチーノまでの映画史的金字塔とまではいかないが。
しかしティルダ・スウィントンはもうずっと前から映画芸術の世界では最重要俳優の一人である。

その両性具有(アンドロギュヌス)的外見と雰囲気はまさに生ける芸術。
既に若き日、『オーランド』でティルダ・スウィントンの現実離れした美は圧倒的に発揮されている。
『オーランド』で若き日のティルダ・スウィントンの姿を若き日のままぼくたちは
観ることができる。
映画が映画であり、唯一無二の芸術である証拠の一つ。