「JFK」オリバー・ストーン監督

その政治的傾向を考慮に入れなくても、オリバー・ストーンは「おもしろい」監督だ。どんなに硬派なテーマの作品を撮っても「B級」のイメージがつきまとう(A級と見做している向きも多いが)。そして「別に観たくはない」けれど、「観ればレベル以上のおもしろさ」が保証されている監督でもある。この作品もそんな点は同様だが、オズワルド役のゲーリー・オールドマンの醸し出す不気味さは出色だった。

5点