フジテレビの4月新ドラマ「グッドライフ」だけれど諸事情により友人関係並びに人間関係をゼロとした女性が榮倉奈々主演映画「余命1カ月の花嫁」公開を前に、「瑛太はいいけれど榮倉奈々はちょっと・・」などと言っていたことを思い出す。その女性と友人でなくなったのは、まったく基本的礼儀も何も分かったなかったから・・などという話はここでは関係ないから置いておき、多くの人は榮倉奈々について「モデル上がりのアイドル的女優」という見方をしているのではないかと思わされた一件だった。まあその見方もまったく外れというわけではないだろうが、しかし榮倉奈々はヒット映画「余命1カ月の花嫁」出演以前、既に映画でその才能の片鱗を見せている。けっして「アイドル女優」などという器ではないのだ。特に映画「渋谷区円山町」で見せた華やかな存在感と含みに富んだ表情は目を引いた。「渋谷区円山町」の構成はほぼ「前後半」に分かれていて、前半は榮倉奈々、後半は仲里依紗が主役で動くのだが(後半には吉高由里子も出演)、この映画に関しては仲里依紗より榮倉奈々の方が強烈だった。