●「マリア・シャラポワのウィンブルドン優勝!」
一七歳。
モデルもビックリの、均整の取れた長身。
緑の芝に映える軽やかな金髪と、メルヘン物語の主人公のような美型の面立ち。
それまでも女子テニス界、「美人選手」という触れ込みの人は多くいたけれど、レベルがぜんぜん違った。
かつての「美人選手」を皆吹っ飛ばしてしまうほどのとてつもない容姿を持った選手が、しかも伝統のウィンブルドンでいきなり優勝。
ファンタジーの世界が現実に降臨したような瞬間でした。
で、それ以来わたしは緩やかにシャラポワの動向をチェックしているのですが、ここ数年はやや興味が薄らいでいた。
ところがこの前の全仏、いやあ、素晴らしい試合、素晴らしいシャラポワだったんです。
そして「プレイヤーの技術」と「プレイヤーの精神力」があからさまに見えてしまうテニスというスポーツの魅力を改めて知った、というわけなのですよ~。
(つづく。多分)