●ティーンの頃に、初めてテリー・ファンクの身体に触れたわたしは何を感じたか?

末尾ルコ「プロレスで知性と感性を鍛えるレッスン」

現在高知へプロレスが来るときはだいたい高知サンピアセリーズという場所で興行を行っている。
高知サンピアセリーズとは、宿泊施設、スポーツ施設、宴会場、レストラン、ブライダル施設が併殺、いや併設された場所だけれど、そこはそれ、地方の施設であるから、どう見てもこじんまり感横溢なのである。
かつてプロレス興行は概ね高知県民体育館でやっていた。
わたしもティーンの頃は何度となく高知県民体育館の全日本プロレス、新日本プロレスを観戦したものである。
初めてプロレス観戦した時の、テリー・ファンクに触った感触はいまでもこの右手に残っている。(我ながら、「素敵なバカ」な文だなあと思いつつ)
もちろんテリー・ファンクに「男としての魅力を感じたわけではない。(我ながら、「素敵なバカ」な文だなあと思いつつ)
わたしの恋愛対象は女性のみである。
ではテリー・ファンクの身体の何に衝撃を受けたのか?

テリー・ファンクはプロレスラーとしては大型の体型の方ではない。
だいたいちょうど中くらいの体型ではないか。
なのに体の幅が違うのだ、われわれ一般日本人とは。
(こりゃあ、おれはプロレスラーになれないぜ・・・)と実感した瞬間であった。