下村一喜は『卑弥呼』だけでなく、映画鑑賞から大いなるインスピレーションを得ながら写真家としての自らを築いてきたということで、その鑑賞方法の一つが、

「気に入ったシーンを繰り返し鑑賞する」

だという。
それは「同じシーンを静止画像で観る」のではなく、「動く映像として観る」のだといい、とても興味深い話だ。
映画監督になりたいという希望もあったらしいが、現在は写真を「まるで映画のように」撮影しているという。