松井秀喜がワールド・シリーズMVPを獲得した。
めでたいことである。
と言いながら、松井秀が打つたびに「ち」とか心で舌打ちしていた珍しい日本人はわたしだけなのか?

まあそれはそれとして、
ヤンキースVSフィリーズ第6戦の松井秀であれば、確かに「チームを勝利に導いた」で間違いないだろう。
なにせ「6打点」である。
しかし松井秀にとってラッキーだったのは、第5戦でフィリーズが「勝ってしまった」ことである。
あの試合でフィリーズが負けておれば、松井秀は再びスタメンに復帰することなくシリーズは終わっていた。
しかもあれだけ打っていたAロッドの打棒にもストップがかかっていたではないか。
そして第6戦先発のペドロ・マルチネスには、チームで唯一と言っていいほどタイミングが合っていた。
短期決戦では「ラッキー」もないとMVPはとれない。

さてそんな松井秀、来季はどのチームでプレーするかということも気にならなくはないが、ここでは彼の「いい人」ぶりについて何度かに分けて検証してみる。
松井秀の「いい人」ぶりから何が見えて来るのか?