「誰か」の、あるいは「何か」のファンまたは支持者になるというのはどういうことだろうか。
人間は人生の中で何のファンになる必要はないし、実際に何のファンでもない人もいるかもしれない。
しかし「何のファンでもない」などと言われると、いささか薄ら寒い気分になることも事実。
また逆に、「対象」とのバランスを欠いたファンというのも多く見かけるが、こちらもかなりいただけないものがある。
その最たるものの一つが、「有名人」と「自分の私生活」の境目がないという幻想を持ってしまった人たちだ。

それはともかく、「誰か(何か)」のファンになるというのは人生を大いに豊かにしてくれることでもある。
「ファン」とはどうあるべきかというテーマについてもじっくり考えていきたい。