カフェのドアから一人の女性が入って来る。
「あ、ちょっと素敵」と思う。
一人で行動できる女性は素敵なのだ。

しかしテーブルへ着いた後、その評価は大きく分かれることになる。
「素敵」が「持続」か「増幅」か、あるいは「消滅」・・。

いろんなケースがあるので一度に全ては書けないから、ここで2つのケースを例にあげよう。

○ テーブルに着き、バッグから文庫本を取り出して読み始める。
  しかもその読み方が、いかにも「普通」である。        →「素敵増幅」

○ テーブルに着き、おもむろに携帯を取り出し、注文したコーヒーを飲むのも忘れたかのようにメールをやり続ける。
  しかもそのメールのし方が、いかにもとりとめなく、まず間違いなく「必要な用事のメール」ではなさそうである。→「素敵消滅」

しかしこれは基本であり、その人の持っている雰囲気によっては必ずしも上のような印象になるとは限らない。