宮崎あおいと「蛇にピアス」の高良健吾が「ソラニン」。TVドラマの続く吉高由里子。

「蛇にピアス」は滅多にないほど美しい
三位一体の映画だった。
吉高由里子、ARATA、高良健吾。
他のどんな俳優もいっさい想像できないくらい完璧なトリニティ。
よくぞ蜷川幸雄は選んだものだ。

特に吉高由里子と
スプリットタンの高良健吾の「何気なさそうに」見える会話。
その演技の的確さは、
二人がどう見ても「そんな人にしか見えない」ことで浮き彫りにされる。
高良健吾は普段あんな人間ではぜんぜんないのだ。

その高良健吾が
偉大な宮崎あおいと映画で共演する。
作品は「ソラニン」。
浅野いにおによる漫画が原作だ。

これはエキサイティングなニュースだ。
「蛇にピアス」で完璧な「アマ」と化した高良健吾が
宮崎あおいとどんなコンビネーションを見せることができるか。
二人が画面へ移る姿を想像するだけでワクワクする。

「蛇にピアス」の高良健吾しか知らない人は、
彼が素顔でいる写真を見てみるといい。
「本当に美しい男」の一例。
エロスもタナトスも充満している。

ではエロスもタナトスも充満しない男の一例も挙げよう。
速水もこみち・・説明の必要はないと思われる。

それにしても、
「蛇にピアス」以降の高良健吾は、
「フィッシュストーリー」「禅 ZEN」
そして「ソラニン」と、
すでに三本の映画。

吉高由里子は・・今のところ「重力ピエロ」で止まっている。
今の吉高由里子、
脇役も含め、
年間「二本」は映画へ出るべきだと思うのだが。

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