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「坂の上の雲」香川照之の正岡子規と「デ・ニーロ アプローチ」 その1 [生と死のためのアート]

「坂の上の雲」で正岡子規を演ずるにあたって香川照之が大きな減量をして挑んだという話は多くの人が知るところとなったが、こうした体重の増減を含むストイックなまでの役に対するアプローチはよく「デ・ニーロ アプローチ」と呼ばれる。
これは映画「レイジング・ブル」(マーティン・スコセッシ監督)の中でボクサー ジェイク・ラモッタを演ずるに当たり、ロバート・デ・ニーロが体重「27kg増量」したことなどから生まれた言葉だ。
もちろん「デ・ニーロ アプローチ」という言葉は「レイジング・ブル」のデ・ニーロだけでなく、「タクシー・ドライバー」や「ゴッドファーザー Part2」など、当時のデ・ニーロの役作りが従来の俳優の「限界」を大きく飛び越えてしまったことから発生したものだと定義もできる。
ロバート・デ・ニーロが、とりわけ「映像」の中の俳優の演技の質自体を大きく変えてしまったのだ。

つづく



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コメント 1

ねこじたん

役者さんはそうやって役づくりをするのが
当然なんだぁ 大変なお仕事だなぁ
って昔は思ってました
by ねこじたん (2010-12-11 16:04) 

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