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〈「言葉」による革命〉・・・●末尾ルコ「映画であなたの人生をより強靭に美しくする」講座~『モンパルナスの灯』で、あなたはどれだけ美しくなる?2017年4月17日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ「映画であなたの人生をより強靭に美しくする」講座~『モンパルナスの灯』で、あなたはどれだけ美しくなる?

アメデオ・モジリアーニ。
「モジリアーニ」という固有名詞は、日本で最も知られている画家の一人かもしれない。
そしてモジリアーニが描いた、やや歪んだように描かれた女性の絵も、かなりの日本人の視界へ入ってきたのだろう。
ただ、わたし自身はモジリアーニの絵画を特段好き、というわけではない。
わたしが好きな画家は、カラヴァッジョ、バルテュス、プレヴォーなどなど。
しかしモジリアーニは映画でとても親しく近しいイメージを持っている。
それはエド・ハリスが演じたポロックよりも、サマンザ・ハエックが演じたダ・カーロよりも、画家ではないがイザベル・アジャニーが演じたカミーユ・クローデルよりもずっと近しいイメージだ。
もちろんアンディ・ガルシアによって演じられたモジリアーニではない。
あれはガルシアの悦に入ったワンパターン演技が観ていられなかった。
その映画とはもちろんジャック・ベッケル監督の映画『モンパルナスの灯』。
モジリアーニはジェラール・フィリップ。
ジャンヌ・エビュテルヌはアヌーク・エーメ。
『モンパルナスの灯』はリアリズムには程遠い、幻想的なタッチだ。
ただただ
ジェラール・フィリップと
アヌーク・エーメが
美しい。


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