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〈「言葉」による革命〉・・・●末尾ルコ「誰がゴージャスか?山本富士子、広瀬すず?そもそもゴージャスとは?」。2017年11月7日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ「誰がゴージャスか?山本富士子、広瀬すず?そもそもゴージャスとは?」

末尾ルコ「映画と言葉で知性と感性を鍛えるレッスン」

山本富士子はいなせな女の役を演じたら殿下一品である。
そして日本の女優としては珍しく、「ゴージャス」という言葉がしっくり来る女優でもある。
現在の女優たちにも、「ゴージャス」という言葉がしっくり来る女優などいない。
綾瀬はるか?
ぜんぜんゴージャスじゃない。
吉高由里子?
違う。
二階堂ふみ?
はたまた違う。
広瀬すず?
まるっきり違う。
香川京子?
これまた違う。
京マチ子?
あ、ひょっとして・・・。

別に「ゴージャスでなければダメ」というわけではない。
往年のハリウッド女優でも、例えばわたしは最盛期にジョー・フォンテーンが大好きなのだけれど、ぜんぜんゴージャスじゃない。
ゴージャスとは別の美点が数多くあったわけだ。
しかし、「言葉無くして概念もなし」というセオリーは大雑把には正しいわけで、

「ゴージャス」という

言葉とその意味。
しっかり見極めて使おうではないか!

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・・・・・・

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山田華さん出演コンサートのお知らせです。

【杜の音シンガーズクリスマスコンサートin茨城】
2017年12月1日(金)18時30分開演
@行方市文化会館

https://twitter.com/Karei1224/status/927712781154975744


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hana2017

誰がゴージャスか?・・と言ったら、それはもう、叶姉妹に決まっているではありませんか?なんちて。
あれは造りものの、見世物として、それにワンパターンすぎて芸がないから・・・スッカリ飽きがきていますもの。
「雨月物語」「羅生門」での京マチ子には、ハッとさせる美しさ、高貴な雰囲気が漂っていた気がします。
衣笠貞之助監督の「地獄門」は観ていないのですが、当時としては長身でスタイルの良さも際立っていましたし、一つ一つのパーツが大きくて、でも整った顔立ちは時代物でもじゅうぶん魅力的でした。
演じたのが農民の娘だけにゴージャスとは言えませんけれど、「七人の侍」で津島恵子が髪を洗っているシーンも美しかったです。
周囲の汚らしい男衆の中に咲く、一輪の花を思わせてくれました。
by hana2017 (2017-11-07 17:38) 

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