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●困ったヒョードル、KO負けから、話題は「力道山VS木村政彦」、本当はどちらが強かったかへと。 [「言葉」による革命]

●困ったヒョードル、KO負けから、話題は「力道山VS木村政彦」、本当はどちらが強かったかへと。

末尾ルコ「プロレスと格闘技の話題で知性と感性を鍛えるレッスン」

MMA史上初めて、誰もが「文句なしに世界最強」と認めたエメリヤーエンコ・ヒョードルが、2017年6月、ベラトールMMAの試合でマット・ミトリオンに1R 1分14秒、失神KO負けを喰らった。
が、これには何の驚きもなく、それよりもヒョードルがいまだ現役を続けているのが驚きで、ちょっと理解し難い状況だ。
最盛期のエメリヤーエンコ・ヒョードルがその時点でMMA史上最強だったことは、まったく疑問がないところだけれど、それ以上に「史上最高に魅力的なMMAファイター」だったことも、わたしにとっては疑いない。
「史上最高に魅力的なMMAファイター」という括りであれば、ヒョードルが今でもその座にいるという気もする。
現在のMMA界最強であるスティーペ・ミオシッチも最盛期のヒョードルが展開する試合のスリルや美しさには到底及ばない。

などと言いながら特に脈絡もなく、「力道山VS木村政彦」の話に移るのだが、結果的には「プロレス」として成立しなかったこの試合を「プロレスの名勝負」と呼ぶべきではないのだろうが、「日本のプロレスマットで行われた凄い試合」という意味では、「アントニオ猪木VSモハメッド・アリ」と双璧ではないか。
「力道山VS木村政彦」が力道山の「ブック破り」だという点は間違いないと思うが、この試合はそうした裏話に留まることのない重層的な魅力がある。
というわけで「力道山VS木村政彦」、折に触れて取り上げていこうと思うが、今回は、

「力道山と木村政彦、どちらが強かったか」

という点についてひと言。

これは非常に単純で、

「プロレスルールでセメントをやれば、まず間違いなく力道山」だと思う。

両者の対決映像を見れば一目瞭然だが、ほとんど大人と子どもほどの体格差がある。
つまり力道山の方がずっと大きい。
体格差があっても、相手がスーパースター・ビリー・グラハムのように格闘技の要素ゼロだったら木村が勝つだろうが、力道山の腰の重さ、フレキシブルに繰り出す効果的な打撃やあくどいまでの闘争本能は単なる「相撲出身」というレベルではなく、木村政彦の投げや寝技などへの移行を十分に拒否できると見る。

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いっぷく

当時の動画を見ると、木村政彦はもう少し何とかならなかったのかなと思うのです。虚を突いたのは力道山でも、全くいいところがなかったですね。
あれを見てしまうと、木村政彦陣営が何を言ってもやっぱり説得力がなくなってしまうのです。
ただ、力道山が強ければ強いほど、勝手に妄想をふくらませるのは東富士の存在です。
力道山は、当時日本選手権ではガチをやらせて、ヘビー級で勝ったのは豊登ではなく東富士だったんですね。本当は勝者と力道山が戦うはずだったそうですが、力道山対東富士はついにやらなかった。どうして戦わなかったのかなあと思います。
後の豊登対馬場、馬場対猪木、猪木対前田など、理屈をこねて雌雄を決することを潔しとしなかった日本プロレス界の「日本人の序列は不動」の歴史はここから始まっているのかもしれません。
私も東富士の試合をリアルで見たわけではなく、また当時の動画も殆ど残っていないので妄想でしかないのですが、力道山が試合をしなかったのは、その存在をやはり認めていたからではないかと思うのです。
by いっぷく (2017-07-05 01:23) 

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