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●『おおヒバリ!』のキャストをチェックしていて、「昭和で最も官能的かつエロな女優」かもしれない「泉じゅん」の名を発見! [「言葉」による革命]

●『おおヒバリ!』のキャストをチェックしていて、「昭和で最も官能的かつエロな女優」かもしれない「泉じゅん」の名を発見!

末尾ルコ「映画の話題で、知性と感性を鍛えるレッスン」

高橋洋子という女優に関連して『おおヒバリ!』のキャストなどをチェックしたことは既にお伝えしたが、その中にどうにも見逃せない名前を発見した。

「泉じゅん」である。

泉じゅん、1956年生まれで「元女優」である。

この泉じゅんについてわたしが多く知っているわけではないし、その出演作を多く観ているわけでもない。
その主な出演映画を並べてみると、

『感じるんです』(1976年)
『サチコの幸』(1976年)
『俺の空』(1977年)
『犬神の悪霊』(1977年)
『不連続殺人事件』(1977年)
『泥だらけの純情』(1977年)
『お嫁にゆきます』(1978年)
『皇帝のいない八月』(1978年)
『古都』(1980年)
『不良少年』 (1980年)
『百恵の唇 愛獣』(1980年)
『愛獣 悪の華』(1981年)
『愛獣 襲る!』(1981年)
『愛獣 赤い唇』(1981年)
『悪女軍団』(1981年)
『天使のはらわた 赤い淫画』(1981年)
『赤いスキャンダル 情事』(1982年)
『乳首にピアスをした女』(1983年)
『色ざんげ』(1983年)
『のぞき』(1983年)
『宇能鴻一郎の伊豆の踊り子』(1984年)
『主婦と性生活』(1984年)
『看護女子寮 いじわるな指』(1985年)
『天使のはらわた 赤い眩暈』(1988年)
『文学賞殺人事件 大いなる助走』(1989年)

とまあ、これら映画の中の多くが日活ロマンポルノであり、その世界から少なからず優秀な映画監督が出ているのは知っているけれど、わたしが鑑賞した日活ロマンポルノ作品はごく僅かである。
その大きな理由は単純で、日活ロマンポルノに勢いがあった時期に子どもだったからなのだが、映画も毎年各国で新作が作られているのであって、過去作品の鑑賞も重要だけれど、やはり「どうしても観なくては」という作品が中心となるのは致し方ない。

ではわたしの心に「泉じゅん」の名が刻まれていたかというと、前出の作品リストには入ってないが、ある極めて官能的かつエロな作品を観たことがあるからだ。
それはビデオで観た作品だったが、かなりAVに近いような内容であり、しかし泉じゅんのクオリティは当然ながらその辺のAV女優たちとは格が違っていて、つまり一定以上の品がありながら、その官能性・煽情性が飛び抜いけていたのである。

などと書いていると、未見の泉じゅん出演作も観たくなってくるのであるが、少なくとも女優としてある程度以上のポジションにいてかつ泉じゅんほど官能的な人は、今はもちろんいないし、昭和の時代であっても飛び抜けていたと断言できる。

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いっぷく

泉じゅんはヘアヌード以前に活躍した人ですが、疑似ではなさそうなものもあるのですか。まあ、ポルノでなくても、本当に入れてくる俳優もいるらしいですから、女優も大変ですね。たとえは川島なお美に、本当に入れたと暴露されて恥をかいた古谷一行とか(笑)
たしかに「感じるんです」がリリースされた時は、衝撃でしたね。
私は泉じゅんの顔なら、もう少し太ってボブにしたら似合うだろうなあと思っていました。
それまでは、ロマンポルノと言いますと、宮下順子とか、片桐夕子とか、大人の女の人というイメージがありましたが、急に「お姉さん」が出てきた感じでした。
当時は原悦子がちやほやされていましたが、私はやはり泉じゅんのほうがよかったと思います。
デビュー作で親に叱られたとかで、一般のドラマや映画にシフトするのが早かったですね。ほとぼりか゜さめたらまた裸になっていたみたいですが。

テレビでは、「俺はご先祖さま」というテレビドラマで見ました。雑誌記者の井上順の恋人の奈良富士子の妹役でしたが、姉から井上順を取ってしまうのです。井上順は浮気性で、浅野ゆう子にちょっかいを出しているうちに、泉じゅんは今度は井上順の後輩カメラマンの大村波彦に乗り換えるのです。2人が裸で寝ているところに井上順が入ってくる、矢口ナニガシが話題になったようなシーンで、泉じゅんが「だってトビ(井上順)が悪いのよ」と開き直るのですが、なかなか似合ってましたね、その役が。
「美人はいかが?」に出ていた奈良富士子が、意外と執念深い姉役で、ああこれは結構大変そうだなと思わせます。いうなれば、木村拓哉が、9年も付き合ったカオリンがきつすぎて工藤静香に乗り換えたような展開なのです。
きつい女性とマンネリ化した時に、泉じゅんのような女性が現れたら、そうなってしまうかもしれませんね。

余談ですが、私の地元ではすでに日活の映画館は閉館で、ポルノというと大蔵映画でした。
私の世代ですと三條まゆみが出ていました。マグロのような体つきと大根芝居が、泉じゅんと対象的に、なんとも田舎臭くて、2人を比べるとどちらも輝いてくる関係でしたね。
by いっぷく (2017-11-07 02:57) 

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