末尾ルコ（アルベール） さん
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●トラウマ的由美かおるの『エスパイ』と『蚊取り線香アース渦巻』の看板。 [「言葉」による革命]
●トラウマ的由美かおるの『エスパイ』と『蚊取り線香アース渦巻』の看板。
末尾ルコ「エロティシズムと昭和文化史の話題で、知性と感性を鍛えるレッスン」
この前、ジャイアント馬場と『水戸黄門』のエピソードについて書いたが、『水戸黄門』と言えば、「由美かおる」である。
ただわたしは由美かおるという女優自身に大きな興味を持ったことはないが、子どもの頃から常に「引っ掛かっている」存在ではあった。
何が「引っ掛かっている」のかと言えば、一つは映画『エスパイ』である。
『エスパイ』。
子どもの頃、父の買っていた雑誌か何かだろうけれど、由美かおる主演映画『エスパイ』の広告やピンナップ的な写真をしょっちゅう目にしていた印象がある。
それにしても『エスパイ』というタイトルはなかなか秀逸で、「エスパー＋スパイ」という造語なのだろうが、さらに「パイ」という言葉が「オッパイ」の「パイ」を連想させるようになっている。
「オッパイ」あるいは「おっぱい」という言葉こそ当時の由美かおるに極めて相応しい言葉であって、さらに言えば、「ボイン」という言葉も含まれていればパーフェクトだった。
もっともこの『エスパイ』、いまだ未鑑賞でる。
で、もう一つの由美かおる。
そう、『蚊取り線香アース渦巻』の看板である。
蚊取り線香の広告だというのに由美かおる、不届きにも肉感的な脚線をむき出しにして、道行く人々に微笑みかけているではないか。
子どもの頃は取り立てて疑問は頭に上らなかったのであるが、今画像をチェックしてみると、（なぜ、蚊取り線香の広告でこんなセクシーなポーズを）と首を傾げざるを得ない。
確かに渦巻式蚊取り線香を使用するような畳敷きの一室で、広告のごとき由美かおると時をともにしできるのであれば、そうそう悪い気はしないに違いない。
ではこの広告は、世の男性陣のそうした妄想に訴えかけていたのか。
それにしてはかつて、雑貨屋や魚や、あるいは道端にある農作業用アイテムを保管する倉庫、あるいは空き家などの壁に普通に掲示されていた、あまりに人口に膾炙した看板ではあった。
今でも記憶に新しいのは、わたしが小学時代にクラスメートと道を歩いていた時のこと、件の由美かおるを見つけたそいつは、「お、あれあれ」などと言いながら看板に近寄り、指に唾を付け、由美かおるの大腿部になすりつけていた。
（こいつ、何やってんだ・・・）と呆れはしたが、小学校生活のほとんどを学級委員長という優等生まっしぐらで過ごしていたわたしにとって、ほとんど動物並みの本能のままの行動をするそのアホクラスメート（笑）がほんの少し羨ましくもあったのである。
末尾ルコ「エロティシズムと昭和文化史の話題で、知性と感性を鍛えるレッスン」
この前、ジャイアント馬場と『水戸黄門』のエピソードについて書いたが、『水戸黄門』と言えば、「由美かおる」である。
ただわたしは由美かおるという女優自身に大きな興味を持ったことはないが、子どもの頃から常に「引っ掛かっている」存在ではあった。
何が「引っ掛かっている」のかと言えば、一つは映画『エスパイ』である。
『エスパイ』。
子どもの頃、父の買っていた雑誌か何かだろうけれど、由美かおる主演映画『エスパイ』の広告やピンナップ的な写真をしょっちゅう目にしていた印象がある。
それにしても『エスパイ』というタイトルはなかなか秀逸で、「エスパー＋スパイ」という造語なのだろうが、さらに「パイ」という言葉が「オッパイ」の「パイ」を連想させるようになっている。
「オッパイ」あるいは「おっぱい」という言葉こそ当時の由美かおるに極めて相応しい言葉であって、さらに言えば、「ボイン」という言葉も含まれていればパーフェクトだった。
もっともこの『エスパイ』、いまだ未鑑賞でる。
で、もう一つの由美かおる。
そう、『蚊取り線香アース渦巻』の看板である。
蚊取り線香の広告だというのに由美かおる、不届きにも肉感的な脚線をむき出しにして、道行く人々に微笑みかけているではないか。
子どもの頃は取り立てて疑問は頭に上らなかったのであるが、今画像をチェックしてみると、（なぜ、蚊取り線香の広告でこんなセクシーなポーズを）と首を傾げざるを得ない。
確かに渦巻式蚊取り線香を使用するような畳敷きの一室で、広告のごとき由美かおると時をともにしできるのであれば、そうそう悪い気はしないに違いない。
ではこの広告は、世の男性陣のそうした妄想に訴えかけていたのか。
それにしてはかつて、雑貨屋や魚や、あるいは道端にある農作業用アイテムを保管する倉庫、あるいは空き家などの壁に普通に掲示されていた、あまりに人口に膾炙した看板ではあった。
今でも記憶に新しいのは、わたしが小学時代にクラスメートと道を歩いていた時のこと、件の由美かおるを見つけたそいつは、「お、あれあれ」などと言いながら看板に近寄り、指に唾を付け、由美かおるの大腿部になすりつけていた。
（こいつ、何やってんだ・・・）と呆れはしたが、小学校生活のほとんどを学級委員長という優等生まっしぐらで過ごしていたわたしにとって、ほとんど動物並みの本能のままの行動をするそのアホクラスメート（笑）がほんの少し羨ましくもあったのである。
末尾ルコ
革命・芸術 末尾ルコ（アルベール）
![[ダイヤ]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/82.gif)
〈「言葉」による革命・「美」による革命〉提唱・推進
「末尾ルコ 会話芸術」創始者。
「末尾ルコ 革命広場」主宰。
〈「言葉」による革命・「美」による革命〉提唱・推進「末尾ルコ 会話芸術」創始者。「末尾ルコ 革命広場」主宰。
エスパイは小松左京のSF小説が原作で、
それを映画化したものですね。
小松左京のごく初期の作品です。
ちなみに当時のSFマガジンの読者欄には
小松左京が感想文みたいなのを
投稿していたりします。
by lequiche (2018-04-08 01:05)
「エスパイ」は、今はもうないのですが蒲田の東宝系封切り映画館である蒲田東宝に1975年1月3日に見に行きました。母と妹は親類の家に行ったのですが、私は親類とウマが合わなかったことと、その前年から、林寛子をきっかけにやっと人並みにアイドルに関心を持ちつつあり、山口百恵は正直あまり関心はなかったのですが、彼女はニッポン放送の「ラブリーポエム」という番組をもっていて、私がそこに出演する妄想をした関係で（笑）、「エスパイ」と同時上映の「伊豆の踊子」も見ておかなければならないと、映画館に足を運んだ次第です。
「エスパイ」の「パイ」が「おっぱい」の「パイ」という推理は鋭いですね。催眠術にかけられて、由美かおるはパンツ一丁の相手の男の前でスケスケの下着姿で、男に下着を降ろされおっぱいを出して踊っていました。調子に乗った男は、キスをしようとして、由美かおるも口を半開きにして舌を出したところ、その場で半分気を失って体が動かず助けに行けなかった藤岡弘の、由美かおるを取られたくないという気持ちが、間一髪、男の舌を焼き切ってしまう超能力で食い止めました。これが、「エスパイ」の「エスパ」の誕生の瞬間なのです。つまり大事な人のおっぱいを守るエスパーなのです。主題歌が、尾崎紀世彦で「愛こそすべてと信じていたい、いつでも」とか歌っていたような。次のシーンで、だいじなパイを見知らぬ男に見せてしまい、藤岡弘と思われる結婚相手にとっておけなかったので、由美かおるはしょぼんとして、藤岡弘が、そんなの交通事故みたいなもんだと慰めているシーンだったと思います。
そういうシーンを思春期に見ていたので、結婚相手以外に体を見せることは大変なことだという考え方が私にはあり、憧れている女性タレントがヌードとかラブシーンをすると、今もちょっとショックですね（笑）アイドルでもキスシーンなど平気でやってしまう今では、考えられない純粋さです。
由美かおるのおっぱいシーンは、「由美かおる エスパイ」で検索すると、GIF画像がアップされてますね。
by いっぷく (2018-04-08 04:11)