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●我が母、心臓バイパス手術後、大転子部不全骨折後闘病記&退院後日誌94日目~大晦日の、とてもとても嬉しかった風景・・・人間性の肯定。 [「言葉」による革命]

末尾ルコ「母の話、健康医療・介護福祉の話題、人間性というテーマ」

1月3日(金)手術後290日目
退院後95日目

2019年大晦日にはこんな出来事もありました。
夕方のスーパーでの買い物。
大晦日、そして元日の買い物のための人たちでいつも以上に駐車場も店内も混んでいる。
駐車場の身体身体障害者用スペースも満車。
少し離れた場所に停めようとしていたら誘導員の男性がわたしの車に貼っている車椅子シールを認めたのだろう、「あちらへどうぞ」と停めやすく、車椅子を出しやすいスペースへ誘導してくれた。
有難いことである。

スーパーの中も人でごった返していて、わたしは買い物用カートの上下に買い物かごを入れて、それはどんどん重くなっていくのだが、車椅子と両方を押していくという作業をする必要があったが、店内が空いていればまだしも、混雑状態で買い物するのにはかなり苦労せざるを得なかった。
買い物を済ませて商品をビニール袋に入れ(諸事情でマイバッグは使ってません)、車椅子と4袋となった商品でいっぱいのビニール袋を載せた買い物カートを交互に押したりしながらまごまごしていたら前方にいた若い女性が何とも自然に買い物カートを押して外まで出してくれ、「お気をつけて、よいお年を!」と言ってくれた。
母もわたしも感謝感謝で何度も「有難うございました」と彼女に言ったけれど、とても嬉しかった。
自然にこのような心遣いができる人がいる。
わたしも見習いたいと思ったし、このようなことをしていただくと、

「人間そのものをより強く肯定したくなる」


まあ、何と言うか、分かってるようでぜんぜん分かってない人たちもいるし、分かってないようでぜんぜん分かってない人たち(笑)もいるし・・・「他人に期待しない方がいい」と思いたくなることが多いですからね。
いや、「他人に期待する」という意識は間違いだけれど、「人間性を肯定する」という意識はとても重要だと思う。
ちょっとしたことで分かったような顔をして人間を全否定するような思考停止人間にはなりたくないものです。

駐車場へ戻ると先ほどの誘導員の男性がわたしたちを見つけて近寄ってきて、カートを運ぶのを手伝ってくれた。
大晦日、どんどん冷え込んでくる夕暮れ時、母も満面の笑みで「有難うございました」と大きな声でお礼を言い、わたしももちろん言った。
こういうの、本当に嬉しいです。
生涯忘れ得ない景色であるし、お二人の顔や姿も決して忘れはしない。
わたしは正直なところ、「なるだけ人に喜んでいただきたい」という気持ちがとても強い人間なのだが(ホントです)、こうした人たちに助けられると、(もっともっと頑張らねば)という素直な力が湧いてくる。

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(。・_・。)2k

人を否定する立派な方達ほど
自分も否定されてると気づかない人達でもあるように
思います
金八先生が言ってました 人を信じて傷つく方が良い と
とは言え 傷が結構 深くなるので 否定的なことを
さも正しいと言い張る人とはお付き合いを考えちゃいますよね
人は人 自分は自分 人それぞれなんじゃないでしょうか

by (。・_・。)2k (2020-01-06 02:42) 

チヨル(たろう)

あけましておめでとうございます♪
本年も宜しくお願い致します(^^)
by チヨル(たろう) (2020-01-06 05:56) 

ぽちの輔

良いお話ですね。
心がホッコリしました^^
by ぽちの輔 (2020-01-06 06:31) 

ニッキー

最近は自分をとっても優先する方が多くてかなり疲れますが
さりげなく気遣うことができる人に会うと
嬉しくなりますよねぇ( ^ω^ )

かみさんは最近は月に3〜4作品ですが
前は月に6〜10作品の洋画を見に行ってたので
それなりに本数は見てるみたいです(⌒-⌒; )


by ニッキー (2020-01-06 07:11) 

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