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●我が母、心臓バイパス手術後、大転子部不全骨折後闘病記&退院後日誌112日目~意外と愉しめた『SUNNY 強い気持ち・強い愛』、広瀬すず、小池栄子らのパフォーマンスはどうだったか? [「言葉」による革命]

末尾ルコ「母の話、健康医療・介護福祉の話題、映画の話題」

1月21日(火)手術後308日目
退院後113日目

最近案外おもしろかった日本映画が『SUNNY 強い気持ち・強い愛』で、韓国映画のリメイクだというけれど、そちらの方は観てないので比較はできない。
日本版は大根仁が監督で、『モテキ』や『バクマン。』などよりは愉しめた。
ま、大根作品も気が進んでないものはまだ観てないが。
『SUNNY』は高校時代に「SUNNY」というユニットを組んでいた女性たちが中年となり、その中のリーダーだった人物が末期癌に犯され、「昔の仲間に会いたい」と願う。
その願いを叶えるために主人公の篠原涼子(高校時代は広瀬すず)がかつての仲間たちを探し始めるというストーリーだが、まず高校時代がルーズソックス最盛期の90年代に設定されており、その当時の狂騒的雰囲気が勢いよく描かれている。
さらに、まああり勝ちとは言えるけれど、高校時代の彼女たちはそれぞれが胸に大きな不安や不満を抱えているのであり、さらに大人になった彼女たちは誰一人高校時代に思い描いた自分にはなっていない・・・そうしたこともしっかり描かれているのは好感が持てた。

そして広瀬すずが実によかった。
個人的趣味としては、姉の広瀬アリスの方が好きなのだけれど、言うまでもなく女優としての実績・ポテンシャルはすずがかなり上でしょう。
まあ10年後にどうなっているかは分かりませんが。
ただ広瀬すずにしてもメディアの扱いによりそのイメージが膨張しているのであって、現在まで(これだ!)という役があるわけではない。
メディア的にはNHK朝ドラ主演が代表作だ・・・となるのだろうけれど、「朝ドラ主演が代表作」じゃいけないと思いますよ。
朝ドラを否定しているわけではなく、おもしろい作品もあるのだろうけれど、朝ドラ、そして大河もそうだけれど、こうしたテレビドラマは人間性の本質を掘り下げたり、芸術性を追究したり、あるいは娯楽性を極めようとしたりするものではありませんから。
というわけで、現在(令和2年1月)までのところわたしの観た範囲では、広瀬すずのベストパフォーマンスは、『SUNNY 強い気持ち・強い愛』です。

あと、『SUNNY~』には「大人になったSUNNYメンバー」として、篠原涼子、小池栄子、渡辺直美、ともさかりえが出演していたのだけれど、この中では図抜けて小池栄子が光っていた。
この人、夫(坂田亘)がちょっとあれなのだけれど、かつて中野翠をして、「谷崎潤一郎作品のヒロインをやらせたい」といった趣旨のことを言わしめた(書かしめた)だけはあります。
あれは『痴人の愛』だったかな。

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(。・_・。)2k

バクマンに実写版があったんですね
知らなかった アニメは大好きな作品の一つです

by (。・_・。)2k (2020-01-24 02:43) 

ニッキー

映画好きのかみさんですが、邦画は見ないので
多分予告編くらいしか知らないだろうなぁ(;^ω^)
TVで放送してくれたら見ようかな^^
by ニッキー (2020-01-24 07:12) 

hana2020

結婚をする前後の小池栄子の強烈な存在感には、私も一時注目していました。
肉感的な雰囲気と、強い意志と、3~40年前の石田えりを思い出されるような。。
・・・と言っても、「接吻」「下妻物語」パーマネント野ばら」「八日目の蝉」「北のカナリアたち」くらいしか観ていませんけれど。。
広瀬すずの代表作品も、映画であって欲しいものと思います。
by hana2020 (2020-01-24 14:59) 

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