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●我が母(お母ちゃん)、心臓バイパス手術後、大転子部不全骨折後闘病記&退院後日誌452日目~石原裕次郎、美空ひばりをリアルタイム経験してない母(お母ちゃん)は、池田エライザフェラチオシーンのある『チェリーボーイズ』も愉しんでます。 [「言葉」による革命]

末尾ルコ「母の話、健康医療・介護福祉の話題、映画と芸術の話題」

12月30日(火)手術後641日目 退院後451日目

母(お母ちゃん)は懐メロやあるいは石原裕次郎、美空ひばりなどの歌をリアルタイムの時期に聴いてなかったので、例えばA病院の音楽療法時間にそうした曲を取り上げられてもまるでピンとこなかったというお話、前回しました。
別にクラシック音楽が好きだから日本の歌は聴かなかったというようなお話しではなくて、母(お母ちゃん)の暮らしてきた環境の中では音楽鑑賞だけでなく、テレビを見るような時間もほとんどなかったのだと思います。
だから石原裕次郎についても美空ひばりについてもほとんど知らない。
そういう人もいるということ、高齢者のリハビリをすることの多い理学・作業・音楽療法士さんたちも知っておいてほしいし、そういう人たちに対してどのようなアプローチをするかという引き出しもどんどん増やし、深めていただきたい。

まあ母(お母ちゃん)の場合、今になって初めて聴く美空ひばりの歌の何曲かには感銘を受けているし、石原裕次郎のムード歌謡は好みでなくても、若き映画スター時代の裕次郎を観たら、「この人、脚が長いねえ」と、やはりカッコよくは感じています。

でもどうなんでしょう、高齢の方々に懐メロばかり聴いていただくというのは。
若き日に慣れ親しんだ歌なのでコミュニケーションの入り口としてはとてもいいとは思いますが、「今」の音楽も聴いてもらったらと思うんですけどねえ。
ご存知のように、わたしは母(お母ちゃん)と毎日映画、音楽などを愉しんでますが、古いものも鑑賞するけれど、中心は新しいものです。
だからKing Gnuやひげダンで日々の時間が充実するし、映画にしても例えば最近観た『チェリーボーイズ』という作品。
林遣都を中心とした童貞男3人が、とにかくセックスしたいと、そのターゲットを映画中「町のビッチ」として知られる池田エライザを「レイプする」計画を立てる・・・というとんでもないストーリー。
まあナンセンス、スラップスティックコメディなのでこの展開を深刻に捉える必要はないけれど、映画中池田エライザがフェラチオをするシーンもある。
と言ってももちろん「もの」は見えませんよ。
(フェラチオをしている)ことを暗示させるシーンがあるということですが、私の母(お母ちゃん)はこんな映画でも愉しんで観ています。
といっても別にトンデモ映画ではなく、少々過激なシーンはあってもしっかり作られた作品です。

まあわたしの母(お母ちゃん)の感覚が85歳としては特別なのかもしれませんし、ご高齢者誰にでもこんな映画を!と主張しているわけでもありません。
が、「高齢者=こういうもの」という固定観念は、若い人の側がまず一旦無くしてしまう部分は必要だと、それは強く思ってます。

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ニッキー

確かに高齢者=懐メロって考え方はちょっと・・・
自分ではなかなか触れることができないかもしれないので
ケアするときにいろんな世代の楽しみ方を紹介すれば
興味を持って好きになるかもしれないですもんねぇ( ^ω^ )
やっぱりいくつになっても新しいことを知るのは
楽しいと思うのですが=(^.^)=
by ニッキー (2021-01-04 09:16) 

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