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●「母連れ狼」末尾ルコ(アルベール)、母(うたちゃん)の日々、6月ケアマネさん家庭訪問、話題、『大脱走』、マックイーンのバイク、「自由への希求」。 [「言葉」による革命]


わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「恋多きヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。

・・・

もちろん別にわたし、「再生回数が多い=素晴らしい」と思っているわけじゃないですよ。
人気YouTuberの少なからずはロクでもないものだと認識してます。
なんか人気YouTuberとかが有名人となって、俳優や歌手とかと同じように遇されるのはどうかなあと思うんですがね。
もちろん素敵なYouTuberも少なからずいるのかもしれませんが。
わたしはYouTuberの動画に充てる時間などまずないので、滅多なことがない限りそうしたものは見ません。

今回のケアマネさんとの会話でケッサクだったのが、彼女最近スティーヴ・マックイーンの大ファンになったのは前にお話ししましたが、『大脱走』を観たというんです。
『大脱走』、ナチスの収容所からの脱出を図る連合国軍の兵士たちの、実話ベースのストーリーなのですが、マックイーンがバイクで疾走するシーン、これも映画の神話的なまでの素晴らしいシーンですよね。
もうめちゃめちゃカッコいいし、その疾走が「ナチスの暴虐から」の意味合いを持ちながらもさらにそれを超えて、

「自由を希求する人間そのものの疾走」

といった意味さえも溢れ出ている。

監督が、マックイーンがそこまで意図していたかどうかは別として、もし意図してなかったのであったとしても、映画とは思わぬ作用、「神の配剤」とでも言いたくなるような作用が働き、予想を遥かに上回るシーンが創造されることもあります。
最たる作品が『カサブランカ』で、これは映画の歴史上の神話的エピソードとなってますが、撮影中は現場のあまりの混乱ぶりに、誰しも(この映画は失敗作だ)と思い込んでいた。
ところが出来上がった『カサブランカ』は超絶名シーン、名台詞の連打、ハリウッド映画のトップ・オブ・ザ・トップス。
歴代ベスト作品を選ぶときには常に1位とか2位とかに入ってくる、まさに神話的映画となったんですね。
まあもちろん今でも『カサブランカ』を(しょうもない作品)と見做す批評もあるけれど、それはあくまである程度以上高度な批評世界の中での議論です。

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コメント 3

hana2021

映画「大脱走」での収容所からの脱出を図るマックイーンがバイクで疾走するシーン、彼自身の身体能力の高さもさるものながら、あの大きいとは言えない瞳の眼光の鋭さ、引きしまった口元。意志の強さの現れは、映画「パピヨン」同様、他者を寄せ付けないものと感じられてなりません。
ストーリーも結末もわかっているのだけれど、何度でも観てしまう「大脱走」。
数多くある映画作品の中、そうした作品ってそう多くはないのではないでしょうか。ここ数年間の間に制作された多くの作品については、見直したくなるシーンの数、俳優達のレベルの差を痛感してしまうものです。
それだけでも彼がれっきとした名優であり、たぐい稀なスターであった証しのように思われます。
「カサブランカ」は随分前に一度観たきりなので、しっかり覚えておきますね。
by hana2021 (2021-07-06 12:58) 

(。・_・。)2k

映画はフィクション YouTubeはノンフィクション
そんな風に思って観る事が多いですね
どちらも人生に必要なんじゃないかな

by (。・_・。)2k (2021-07-06 14:47) 

ゆうみ

どちらも 私の人生に必要不可欠なもの
多々の理由で 映画を見に行けない時もあるけど
人の手で懸命に作られた物語に感動があると思います。
by ゆうみ (2021-07-06 19:37) 

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