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●「母連れ狼」末尾ルコ(アルベール)、母(うたちゃん)の日々、かつてバックパッカー、パリ在住1年の美容師さん、映画について語れない。 [「言葉」による革命]


わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「恋多きヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。

・・・

このところ「ルッキズム」が言われ、人様の外見について避難がましい発言をすると叩かれる場合もあるようだけど、俳優だけでなく外見をも人気の、そしてつまり収入の一要素としている「プロ」たちが「ファン」の立場の人たちからその外見についていろいろ言われるのはある程度許容範囲であるべきなのではと思うんですがね。
もちろん外見について過度に言うのは控えるべきですけどね。
まあこの件も簡単ではないので、今後も引き続きお話をしていきます。

そして今回のケアマネさん家庭訪問でもう一つとても印象的だったのが、彼女が最近初めての美容室へ行った時のお話。
前から気になる美容室だったらしく、この度初めて足を運んだとのことですが、経営者かつ美容師の男性は30代半ばで、若い頃バックパッカーでいろんな国を訪ねたりとか1年間パリ在住だったりとかの経歴を持っているという。
で、美容室内に映画の本を置いていたのでケアマネさん、映画トークを始めようとした。
ところが美容師さん、ぜいぜい「若い頃は気取って小津安二郎を観たりしました」とか「最近『ゴッドファーザー』を初めて観た」とか言うけれど、その後「話がまったく続かなかった」とケアマネさん言うんです。
彼女としてはガンガン映画トークを展開させようと思ったのでしょうが、美容師さん話を続けられなかったというね。

これはなかなか示唆に富むエピソードでして、〈「言葉」による革命〉を提唱・推進し続けるわたしとしては見逃せないのですわ。

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コメント 2

hana2021

その美容師さんは元はバックパッカーであり、様々な国を訪ねたるだけの好奇心の持ち主、また人間好き&人間観察も好きであると思いきや、その気持ちが映画、書物へは向かわなかったと言う事でしょうか。
1年間パリ在住であれば、当然パリ市内、周辺の美術館へも足を向ける機会があり。他の町へも足を延ばしたはずですのに。
それは個人の趣味の世界を越えて、美容師としての技術の向上、客とかわす会話のきっかけとなるものでありながら。
誰もが知る映画のタイトル、映画監督名に留まってしまうとは勿体ない。
人生の中で最も多感で、物事の吸収力の強い時期、彼は何を得てきたのでしょう。
しかしそれが、美容師としての腕の確かさに結びついた結果となっているものであったら、それでも仕方がないと考えられますけれど。。
by hana2021 (2021-07-08 12:50) 

ゆうみ

美容師さんは美容師さんの ご都合があるから
仕方ないわね。
by ゆうみ (2021-07-08 19:04) 

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