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●末尾ルコ かつて語った「清作の妻」増村保造監督 [「言葉」による革命]

「清作の妻」増村保造監督

大スターの若尾文子主演でこのような映画が・・。当時の映画制作側・ファン双方の「大人ぶり」に陶然。愛する男が戦争へ徴収されたとき、女のとった行動は?そしてその結果は?「汚れ役」などという言葉では表現しきれない凄まじい展開の中でさえ、若尾文子の「美」は妖しく輝く。

タグ:アート 映画
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hana2021

増村保造監督作品、「清作の妻」思わず調べてしまいました。
増村保造と言うと、若尾文子の出演作品をはじめとして女優を描いた監督と言う思いが強くありましたが。
先に観た「陸軍中野学校」、勝新と田村高廣がコンビを組んだ「兵隊やくざ」、静と動、頭脳派の有田と力まかせに勝つ大宮の個性の絶妙さが面白くて好きな映画です。シリーズ化の中で数本観ているかと思います。
戦争から復員してきた夫とのひっそりとした暮らしから、興奮した妻が夫の目を傷つける行為は、江戸川乱歩の「芋虫」を思わせるものです。二人の暮らす地方の閉鎖的で濃密な人間関係。しかしそうした中から逃げ出そうとしない、そうした狭い世界でしか生きられない人は私の周りにも多くいるのもわかっています。
モニカ・ベルッチの「マレーナ」でも、美貌の彼女が村人からそれまでの反動の形でリンチされるシーンは強烈でした。
RUKOさんが鑑賞される映画の数々を拝見する度、観たい思いが強くなる映画が多くなって困ってしまいます。
by hana2021 (2021-07-10 23:27) 

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