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●末尾ルコ かつて語った「隠し剣 鬼の爪」山田洋次監督 [「言葉」による革命]

「隠し剣 鬼の爪」山田洋次監督

「藤沢周平原作・山田洋次監督」三部作の中ではもっともエモーショナル度が低い。その点がやや物足りない部分でもあり、けれど「鬼の爪」を出すシーンで「ハッ」とする効果につながっている。「鬼の爪」シーンはクールそのもの。山田洋次の美意識を強く感じた。



タグ:映画 アート
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hana2021

「たそがれ清兵衛」とほぼ同時期に撮られた、藤沢周平原作の映画化作品。東北地方の小藩に仕える下級武士が主人公であり、本人の望まぬ形で戦う事を命じられる設定も同じ。
真田広之・宮沢りえに対して、こちらは永瀬正敏・松たか子で、美しさで宮沢りえ、可憐さでは松たか子と女優達はどちらも好みなのです。
それでも真田広之よりも永瀬正敏の容姿と演技が好みなので、そこに緒形拳の悪役ぶり、高島礼子の怪しい美しさと・・・。清兵衛の「静」と、静けさの中に「動」を強く感じさせた「鬼の爪」。
「たそがれ清兵衛」のラスト、遺児のその後を演じた岸恵子の上品さの漂う登場シーンは映画ファンには嬉しいものでした。
両作品ともに甲乙がつけがたい出来、田中泯はどちらにも出ていましたね。
木村拓哉の「武士の一分」は、一度観ればじゅうぶんと感じました。
by hana2021 (2021-07-24 22:14) 

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