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●末尾ルコ かつて語った「ブーリン家の姉妹」ジャスティン・チャドウィック監督 [「言葉」による革命]

「ブーリン家の姉妹」ジャスティン・チャドウィック監督

最大の見ものはコスチュームを着たスカーレット・ヨハンソン。普段よりさらに北ヨーロッパの雰囲気を醸成し、息を呑むような絵画的美しさだ。衣装やロケも素晴らしいのだが、後半駆け足になり、アン・ブーリンを含め、登場人物の感情がまったく浮き上がってこない。


タグ:アート 映画
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hana2021

宮廷内で繰り広げられる・・・・煌びやかで、目くるめく豪奢な日々。
衣擦れの音が聞こえてくるかのように重たげな深いブルーやグリーンの絹のドレス、黄金色に輝くコスチューム等々・・・髪を飾るベールや宝石、燦然と輝く胸元の宝石の数々も、必見に感じた一作でした。
勝気で野心家、強い意志を持つ姉のアン=ナタリー・ポートマンに対して、地味な容姿の妹メアリー=スカーレット・ヨハンセン。二人の娘を見守る=クリスティン・スコット・トーマス扮する気品のある賢い母親が印象的でした。
姉妹は二人共、ヘンリー8世の子供を産むものの、その頃には王の気持ちは離れていって、ロンドン塔で斬首刑に処せられるアン・ブーリン。
そのアンの生んだ娘エリザベスが、後のエリザベス一世となる運命の皮肉も想像された一作でした。
by hana2021 (2021-10-02 20:49) 

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