SSブログ

●「母連れ狼」末尾ルコ(アルベール)、うたちゃん(母)との日々~『バベットの晩餐会』のスペクタクルと「芸術家」の人生。 [「言葉」による革命]


わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「初恋のヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。




『バベットの晩餐会』でバベットが遂に高級フランス料理を作るシーンは、料理を扱った映画史上屈指のスペクタクルで、(海亀のスープってどんな味かなあ)。
ただわたしは食事に関しては滅多に冒険しない方で、「海亀のスープ」と聞いただけで(うっ・・・)となるだろう。
しかも『バベットの晩餐会』では、ユトランドに住む質素で、しかもフランス、ましてやパリのことなどまるで知らない素朴な人たちがいきなり海亀そのものが運ばれて来るところから目撃する。
そりゃあビビるわなあ。

『バベットの晩餐会』のスペクタクル。
実はパリの超一流シェフだったバベットが食材を芸術的な料理へとメタモルフォーゼさせていくシーン。
素朴な料理しかしたなかったユトランド寒村の人々がそれを食べ、あまりの美味に心さえも解れていくシーン。

そしてわたしが好きなのは、料理とディナーが大成功に終わり、調理場でコーヒーだったかワインだったかを寛ぎつつ味わっているバベット。
まるで戦場で激戦を戦い勝利した将軍の姿だ。

そしてラスト近くでバベット、ずっと世話になっている村人たちのための料理に全財産を使ったバベットはこう言う

「芸術家は貧しくならないんです」




眠狂四郎(市川雷蔵)の名台詞

「それはそれ 恋は恋」



山田姉妹のYouTubeチャンネルです。
 ↓
https://www.youtube.com/channel/UCG5-W9juoM5xsObCU_M3GNg

山田姉妹のツイッターです。
 ↓
https://twitter.com/Karei1224

山田姉妹 彩の国さいたま童謡コンサート2021
https://www.youtube.com/watch?v=REIcxJXtJys


タグ:アート 映画
nice!(13)  コメント(2) 
共通テーマ:アート

nice! 13

コメント 2

hana2022

バベットの晩餐会」は、ずいぶん以前にビデオ鑑賞しただけで、ほぼ忘れてしまっているのですけれど。
ユトランド半島の寒村での暮らし、おかゆのようなグラノノーラ見たい食事を毎日口にするのが日常である人々に、バベットが本場のフランス料理を振舞って、食の奥深さを知らせる。何より村人たちを喜ばせるためにお金を使うのが良いですね。
生きた海亀、鳥、見たこともない食料たちが運ばれてくるシーンはよく覚えています。
それだけでもビックリなのに、調理されたメニューたちの豪華さ、鮮やかな料理に彩られた様子で二度驚く!
人が生きてゆく、人生とはと思わせられる一作だったように思います。

by hana2022 (2022-07-13 15:35) 

(。・_・。)2k

美味しい料理って
人の心を豊かにしてくれますね

by (。・_・。)2k (2022-07-13 21:17) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。