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●「母連れ狼」末尾ルコ(アルベール)、うたちゃん(母)との日々~真田広之が『たそがれ清兵衛』と『ラストサムライ』へ至るまで。 [「言葉」による革命]


わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「初恋のヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。



真田広之出演の『里見八犬伝』と『彩り河』を観ました。
どちらも(うわお!最高!!)というほどじゃないけれど、けっこう愉しめた。
『里見八犬伝』は深作欣二監督で、らしいアナーキーさに満ちている。
ただわたし、『仁義なき戦い』とかの深作作品にはイマイチ乗れてないんです。
どっちかと言えば、『里見八犬伝』の方が愉しめた。
なにせ真田広之がヒロインの薬師丸ひろ子の頭を踏んずけるは辱めようとするわ・・・もちろん薬師丸ひろ子はいつもながらの素っ頓狂な演技をするわで、時代の空気がぷんぷん匂ってきます。
『彩り河』は松本清張原作。
何とも言えず深みを感じさせない演出と妙な音楽の使い方など、これまた「時代の空気」です。
ヒロインは名取裕子。
名取裕子はテレビドラマの出演が多過ぎて何ともかんともなのですが、映画ではたいがいいいです。


『里見八犬伝』の公開が1983年、『彩り河』が1984年。
そして「アクション俳優」と認識されていた真田広之が「本格俳優」と見做され始めた『麻雀放浪記』も1984年でした。
ただわたし、真田広之の役の中でとりわけ好きなのが、『たそがれ清兵衛』と『ラストサムライ』なんですが、その内面から湧き出る本当のカッコよさを見せてくれるまでにそれぞれ2002年、2003年まで待つ必要があった。
年とるのっていいもんです。
「とりよう」にもよりますが。


・・・

『アデルの恋の物語』の名台詞

「若い娘が海を越え、旧世界から新世界へ行く冒険、私はそれをする」



『バベットの晩餐会』の名台詞

「芸術家は貧しくならないんです」



眠狂四郎(市川雷蔵)の名台詞

「それはそれ 恋は恋」



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タグ:アート 映画
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コメント 3

hana2022

真田広之を俳優として特に好きではありませんけれど、「たそがれ清兵衛」はよく出来た一作に感じました。藤沢周平の短編をふくらませ、適所に配した俳優達の演技、存在感が光って見えた作品でした。
山田監督は、この後ストーリーの似た「隠し剣 鬼の爪」を撮りましたけれど、どうしてなのかと思ってしまいました。
比較すると私は、主演の永瀬正敏の方が好み、ただ松たかさんより宮沢りえの方が華がある。敵役も小澤征悦と、田中泯では違います。ラストシーンで、人力車に乗った岸恵子がお墓参りをする、その時の語りも余韻を残していて良いのです。
「ラストサムライ」での真田広之が演じた役柄は・・・特に覚えていませんでした(笑)
話がそれますけど、実家の母と近所のお婆ちゃん達が皆で、次の木村拓哉主演作「武士の一分」を観に行ったとか。その頃の元気であった母の姿を思い出すと、仕方がないものの切なくなってきます。
by hana2022 (2022-09-05 13:36) 

(。・_・。)2k

薬師丸ひろ子 可愛いんですけどねぇ
演技させると微妙過ぎますよねぇ
でも 可愛い

by (。・_・。)2k (2022-09-05 17:56) 

ゆうみ

真田広之は、イケメンだと思ってました。
この年代 仕事ばかりで 時間外労働が
100時間近くで 映画鑑賞もできなかったこと
とても残念です。
by ゆうみ (2022-09-05 18:52) 

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