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●「母連れ狼」末尾ルコ(アルベール)、うたちゃん(母)との日々~「褒める」という日常の革命・芸術的行為の基本。 [「言葉」による革命]


わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「初恋のヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。





アガサ・クリスティの『アクロイド殺人事件』(大久保康夫訳)から、「フロラ・アクロイド」の外見描写をまた見てみましょう。

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フロラ・アクロイドを好かない人間は少なくないが、彼女の美しさを賛美しないものは一人もいなかった。好意的な人たちにとっては、彼女は、たいへん魅力的だったといっていいだろう。誰でも最初に目につくのは、その人並はずれた肌の白さだ。北欧的な明るい金髪で、目は碧く_ノルウェーの峡谷(フィヨールド)の水の碧さそのままで、肌にはバラ色がさしていて、なめらかだった。肩幅は少年のように広いが、腰はほっそりしていた。

アガサ・クリスティ『アクロイド殺人事件』(大久保康夫訳)より
・・・

これ、あくまで小説の中の描写でして、実生活の中でいきなり「腰はほっそり」とか言うのは、下手したら「セクハラ」とか「ルッキズム」とか糾弾されかねません。
わたしは「容姿を褒める」のはぜんぜんありだと思っていて、日常的に褒めてますけれど、それはあくまで褒めさせていただく相手との人間関係、距離感をしっかり掴めている場合です。
要するに「自分が褒めて喜んでくれる人かどうか」をしっかり掴まないといけない。
(この人には褒められたくない)なんて場合もありますからね。
ああそれと、学校の先生などが生徒の容姿を褒めるのは、これは無しでしょう。
誰かの容姿を褒めると、他の生徒との関係性がグッとややこしくなります。

・・・

『アデルの恋の物語』の名台詞

「若い娘が海を越え、旧世界から新世界へ行く冒険、私はそれをする」



『バベットの晩餐会』の名台詞

「芸術家は貧しくならないんです」



眠狂四郎(市川雷蔵)の名台詞

「それはそれ 恋は恋」



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hana2022

クリスティの「アクロイド殺人事件」を読んではいませんけれど、人並外れて美しい彼女の容姿に対する描写であるのはその通りかと。
女性の場合結婚をしてしまったら、または一定年齢となったら、オシャレをする、綺麗に見せたく努力をするのは同性の目を意識しての事。他所の男性に褒めてもらいたいとする人も、中に入るでしょうけれど、少なくとも自分自身も含めて皆さん同性からいかにみられるかが大事!
行く、行かないをは別としても、同窓会などはその顕著な例のように思われます。

そうは言ってもセクハラにならない程度に褒めるのは大切ですね。
真実はどうか不明ながら、歴史上褒め上手、人たらしで知られているのは豊臣秀吉です。いっかいの百姓であった秀吉がかの地位まで上りつめた、人心の気持ちをつかんだのは無関係ではなかったような。
とにかく人にどこか褒められて怒る人間はいないと思うのです。
by hana2022 (2022-09-15 19:49) 

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