●「母連れ狼」末尾ルコ（アルベール）、うたちゃん（母）との日々～BＳ演歌番組の中身～『ティエリー・トグルドーの憂鬱』ヴァンサン・ランドンの映画的演技。

わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「初恋のヒヨコ」でもあります。原則いつも母（うたちゃん）と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。

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★映画は最高の「会話」の題材となる。
そして人間、「会話ある人生」と「会話無い人生」とはまったく違う。
　
このテーマ、わたしの宿願と言っていいですが、深め、広げ、各方面にアピールしていきます。

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ＢＳには演歌系歌番組が多くあって、その多くは現役の歌手が往年のヒット曲をカヴァーするという内容となっている。
昨今演歌系のヒット曲がなく、各歌手が最近リリースした持ち歌を歌っても、視聴者のほとんどはそれら楽曲を知らないとなるから自ずと過去の有名曲に頼る番組構成となっているのだろうが、しょっちゅう演歌系番組を観ていると、同じ楽曲をしょっちゅう耳にすることにもなる。
で、演歌ファンでもないわたしが「しょっちゅう」演歌系番組を観ているのはひとえにうたちゃん（母）のためであり、うたちゃん、藤井風やKingGnuも大好きだが、やはり演歌も愉しむのである。

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今までにも何度か書いているけれど、フランスの名優ヴァンサン・ランドンの「映画的演技」が実に心地いい。

1959年7月15日生まれのヴァンサン・ランドンは、現在名実ともにフランスを代表する俳優の一人であり、世界的に見ても、「映画的演技」の名手の一人だと言える。

ではヴァンサン・ランドンのどこがとりわけ「映画的演技」なのか。

簡単に言えば、表情だけで、時には目の表情だけで、実に細やかな感情表現ができる点である。
カンヌ国際映画祭で男優賞、セザール賞で主演男優賞をヴァンサン・ランドンにもたらした『ティエリー・トグルドーの憂鬱』でも、台詞は極めて少ない。
しかし鑑賞者はヴァンサン・ランドンの「憂鬱」や「憤懣」に釘付けになるわけだ。

タグ：アート 映画 介護

コメント 2

演歌いいよ。
夜中に　静まり返っている時に　静に演歌を聞いてると
色んな文章浮かんでくるよ
by ゆうみ (2023-07-03 17:47) 

ヴァンサン・ランドンと言う俳優は存じませんでした。
映画「離愁」は絶対的な美男、美女なくしは成立しない作品でした。
行く当てもない悲惨な環境での貨車に乗り続けるだけの旅の最中に出会い。
そうした中においてもひと際目を惹く美貌のミスリアスな女。メイクはおろかひとつにまとめただけの髪、仕立ての良い服、上等な靴を履き、その言動からは過去の暮らしが垣間見えるかの如く。一目みて惹かれた出会いの時、男が見ないようにする様子からも伝わってきます。だがアンナはその視線に気づいていた。
常に感情を表ださせることなく凛としている事で孤独さをさとられまいと、気丈にふるまい続けるアンナの、ジュリアンに愛された喜び、堰を切ったような感情がほとばしるラストシーンには感動、大人向けの一作でした。
by hana2023 (2023-07-03 18:52)