「チェ 39歳別れの手紙」と吉高由里子

ベニチオ・デル・トロはチェ・ゲバラほどハンサムではないが、
身長は格段に高い。
「チェ　28歳の革命」と比較すると、
なたの切れ味のようなテンポで進行する。
ソダーバーグのことだ、
遅々として進まぬボリビアでのゲリラ闘争を映像のテンポでも表現しているのか。

それにしても目を見張るシーンも多かった。
ボリビアの山岳で
政府軍がゲバラ率いるゲリラを取り囲む。
まばらに生えた木々の間に見える
迫ってくる無数のボリビア政府軍。
崖の斜面を利用した銃撃。
大きな岩の後ろで応戦するゲリラ兵。

本で読んでもドキュメンタリーフィルムでも
絶対体験できない映画ならではの表現。

そこで吉高由里子である。
そうそう、
実は「エロス」という点では
「蛇にピアス」以外の映画の吉高由里子の方が発揮している。
「蛇にピアス」のSMシーンは
エロスではなく「悲鳴」だ。

いや、そんなことを言おうとしたのではない。
吉高由里子と
ゲリラのベレー帽は似合うんじゃないか。
これは絶対に似合う。
ゲリラの吉高由里子、
映画の企画として悪くない。

タグ：映画 アート 吉高由里子 「チェ　３９歳別れの手紙」 「チェ　２８歳の革命」 ボリビア 「蛇にピアス」 SM

コメント 2

私は一年前から吉高さんのファンです。
とても良い女優さんですよね。
ゲリラな吉高さん笑。先々週に「ミチコとハッチン」というアニメで、声優さんをやられていましたが、その時のヴァネッサというキャラクターが、意味はちがうかもしれませんが「ゲリラ」なかんじでとてもよかったのを思い出しました。
これからも時間があるときに覗きます♪
by ton (2009-02-02 14:42) 

コメントありがとうございます。あ、「ミチコ～」については知りませんでした。チェックしてみます。おしえてくださって、ありがとうございます。吉高由里子の才能は、ちょっと類例がないと思うんですよ。ぜひ皆で応援して、「いい映画」にどんどん出てもらいましょう！　　末尾ルコ（アルベール）
by チョイス (2009-02-02 15:10)