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聖母マリアのメダルが消えたこと [末尾ルコ(アルベール)より]

いつも読んでくださっている皆様、ありがとうございます。

今回は最近あったちょっと不思議なできごとについて書きます。

書く前の前提ですが、
わたしはどのような宗教にも属していませんし、
通俗的な「超常現象」の類を無条件で信じる人間でもありません。
その反面、
宗教を軽んじたり、
「超常現象」のすべてを盲目的に否定することもしません。

宗教や「超常現象」を熱狂的に肯定したり否定したりすること、
それは両方とも「盲信」と言っていいのではないでしょうか。
「盲信」はわたしのもっとも忌避する感情なのです。

さて、特定の宗教の信者ではないけれど、
多くの宗教の歴史や美術にリスペクトを置くわたしは、
とりわけカトリックの美術に愛着があります。
それもあり、
聖母マリアや聖女ベルナデットのメダルを
ペンダントにしていつも愛用しているんですが、
昨日気に入っている聖母マリアのメダルが無くなってしまいました。

出かけるときに着けていて、
帰宅したときに外したことは覚えていますが、
後でいつもの置き場所を見てもないわけです。

帰宅した後、
メダルを家の外には出していない。
つまり家の中にあるのは間違いありません。
そこでメダルを無意識に起きそうなところ、入れそうなところを
片っ端から探してみました。
ポケットの中、テーブルの周辺、クッションの下、
さらにベッドの中に紛れ込んでいないか、
入念に布団や毛布を上げ下げして確認したのです。
しかし、駄目でした。
誰もが経験するように、
無くしたものを探しているときには
なぜか見つからないものなのです。
「まあ、数日後にはひょっこり出てくるだろう」と
捜索を打ち切ってしばらくした後、
部屋へ戻って驚きました。

聖母マリアのメダルは
ベッドの一番目立つところ。
枕のすぐ近く、
わたしの背中の上部が横になる部分に置かれていたのです。

何度もベッドは探しました。
メダルが見つかった場所を見逃したなどということはあり得ません。

これを「気のせい」「錯覚」と断じるのは簡単でしょう。
しかしどうしても、
もっとも「常識的」に考えて、
その場所を見逃すことはあり得ないのです。

(聖母マリアのメダルは、
どこか違う世界に少しだけ行って、
そして帰ってきた)・・

信じているわけではないけれど、
そう思えてならないのです。

                    末尾ルコ(アルベール)

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She's a Rainbow

こんばんは、不思議な体験をされましたね。
私には神秘体験と呼べるような経験がほとんど無いのですが、昨年の後半に「シンクロニシティ」的なことが重なって、アレッと思ったことがあります。
色々な場面でなぜか「偶然の符合」が重なり不思議だな、と思いました。
これが「シンクロニシティ」という現象なんだと知ったのは、以前にルコさんが私へのコメントの中でこの言葉を使われていたのがきっかけです。
恥ずかしながら、それまでこの言葉の意味を知りませんでした。
シンクロニシティ・・・謎ですね・・・。
ところで、もし私がルコさんと同じ体験をしたら、まず自分の「脳力」を真っ先に疑ってしまいそうです。「物理の法則」の方が信頼に足ると・・・。
無いと確認していたつもりの場所から探し物が出てくるなんてことは・・多分私にとって・・・朝飯前です。(爆)
by She's a Rainbow (2009-03-09 22:40) 

チョイス

いつもありがとうございます。
そうですね~、わたしもイージーな「~占い」とかの類は大嫌いなんですけど(商売がらみの「神秘もどき」全部ダメです)、「本物の神秘思想」には常に興味を持っています。その方が人生を楽しめる気がして。
でも何にせよ、どんな偉人の生み出した思想でも、「100パーセント」信じきることはありません。5パーセントでも1パーセントでも「懐疑」を残しておくことが大事な気がします。でも「懐疑」しながらも、「ひょっとしてさっきのは神秘体験だったのでは」とか思ってみたり。
「生き方」も同じで、「確信」は必要だけど、常に「迷い」もある。それが人間かと・・。
話が広がってきましたが・・(笑)。

これからも、よろしお願いします。

                            末尾ルコ(アルベール)
by チョイス (2009-03-09 23:49) 

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