「ヴィヨンの妻」太宰治 [ルコ的読書]
昨夜映画「ヴィヨンの妻」を観たが、実に豊かな時間を堪能した。
「豊か」とこれだか思える日本映画は久しぶりというくらいのもの。
太宰治は必ずしも好きではないが、そのエッセンスがこうした映画作品となるくらいの魅力はあるのだろう。
ただ原作と映画はかなり内容が違う。
映画でも出てくる次のようなやり取りをどう受け取るか?
「女には、幸福も不幸も無いものです。」
「そうなの?そう言われると、そんな気もして来るけど、それじゃ、男の人は、どうなの?」
「男には、不幸だけがあるんです。いつも恐怖と戦ってばかりいるのです。」
「ヴィヨンの妻」太宰治より
「豊か」とこれだか思える日本映画は久しぶりというくらいのもの。
太宰治は必ずしも好きではないが、そのエッセンスがこうした映画作品となるくらいの魅力はあるのだろう。
ただ原作と映画はかなり内容が違う。
映画でも出てくる次のようなやり取りをどう受け取るか?
「女には、幸福も不幸も無いものです。」
「そうなの?そう言われると、そんな気もして来るけど、それじゃ、男の人は、どうなの?」
「男には、不幸だけがあるんです。いつも恐怖と戦ってばかりいるのです。」
「ヴィヨンの妻」太宰治より
2009-10-21 08:00
nice!(19)
コメント(2)
トラックバック(0)
原作にこだわらず 文中の気に入ったフレームだけ使う映像文化が日本映画でもいいと思います。
他国の映画文化にはそれぞれ特徴があるのに、日本だけ元来あった伝統美などの和テイストに代表されるのはおかしいと思います。
by 404 (2009-10-21 17:02)
404様
原作通り映画化してもいいものができるとは限りませんからね。
伝統美などは上手に使えば、おもしろいものができるとは思いますが。
ルコ
by 末尾ルコ(アルベール) (2009-10-22 01:21)