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オルフェウスの音楽が神話の世界を揺るがす 「ギリシア・ローマ神話」トマス・ブルフィンチ著 大久保博訳 角川文庫ソフィア [ルコ的読書]

オルフェウスの冥府下り。
再び「ギリシア・ローマ神話」(トマス・ブルフィンチ著)を紐解いてみよう。
オルフェウスはハーデース、ペルセポネー(ハデス、ペルセフォネ)の前に立つ。
そこでまた威力を発揮するのが彼の音楽だ。
オルフェウスの音楽は神話の中の住人たちをも感動させるに足りた。

タンタロスは喉が渇ききっているにもかかわらず、しばらくの間は水を飲もうとする努力さえ忘れ、イクシーオーンの車輪は回転を止め、禿鷹はあの巨人の肝臓を引き裂くことをやめ、ダナオスの娘たちは篩(ふるい)で水を汲む例の労役の手をやすめ、シ―シュポスはあの岩の上に腰をおろして、耳を傾けたのです。

            「ギリシア・ローマ神話」(トマス・ブルフィンチ著)
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バロックが好き

渇いた喉を癒やすのを忘れるほどの音楽とは、
どんな音楽なのか聴きたいですね^^v。
by バロックが好き (2009-12-22 08:10) 

末尾ルコ(アルベール)

バロックが好き様

本当のそうです。
古代の人が、いったいどんな音楽をイメージしながらこの伝説を築いたのか・・。

                            RUKO
by 末尾ルコ(アルベール) (2009-12-22 08:43) 

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