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クリスマスの話 「マタイによる福音書」 「主の天使」の説得 [生と死のためのアート]

もう一度、聖書(日本聖書教会)の「マタイによる福音書」による「イエス・キリストの誕生」の部分を見てみよう。


ヨセフは眠りから覚めると、主の天使が命じたとおり、妻を迎え入れ、男の子が生まれるまでマリアと関係することはなかった。そして、その子をイエスと名付けた。


とてもシンプルに語られている。
これに比較して非常に具体的に「イエス・キリストの誕生」が語られているのが「ルカによる福音書」だ。
逆に「マルコによる福音書」「ヨハネによる福音書」では、「イエス・キリストの誕生」に関してはっきりと語られている箇所は冒頭にはない。
「マタイによる福音書」による「イエス・キリストの誕生」の部分では「主の天使」がヨセフの夢に現れる。
結婚の前にマリアが妊娠したことでヨセフが「離縁」を検討しているときに「主の天使」が踏みとどまるよう説得しに来たというのだ。
極めて美しいイメージのシーンだ。
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