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〈「言葉」による革命〉・・・「花子とアン」、編集部前の吉高由里子、一瞬の表情。2014年6月12日 [「言葉」による革命]

●「花子とアン」で主人公の花子が学校から紹介されたアルバイト先の編集部を訪ねるシーンがありました。
編集部のドアを前にした吉高由里子の一瞬の表情、目の動かし方がよかったです。
ところでNHKの朝ドラマや大河ドラマで要求される演技というのは、「高度な感情表現」や「リアリティ」とはまったく違うもので(例外的なシーンもありますが)、言ってみれば「昭和の愉快漫画」に近いような表現です。
何と言っても「分かりやすさ」が信条なわけで、例えば「怒ったぞ!」と言いながらプーと頬を膨らませる、といった感覚ですね。
朝ドラや大河へ出演する以上、そうしたベタな演技を披露しないわけにはいかない。
ということで、「軍師官兵衛」出演中の中谷美紀さえも愉快漫画的演技を見せています。
で、吉高由里子も「花子とアン」でそうした演技をしているわけですが、随所に勘のいいところを見せている。
本来の姿である妖気さえ漂う美貌は封印して。
そんなシーンの一つが、編集部のドアを前にした吉高由里子の一瞬の表情、目の動かし方でした。
一瞬ですが、「さすが吉高由里子!」と嬉しくなった。

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moz

花子とアンも官兵衛も時々見ています。
NHKの番組は、怒ったぞ、ほっぺたプーッなんですね 笑
皆が見てすぐわかる演技を求められているんですね。吉高さん、確かに役になりきってますよね。 ^^
by moz (2014-06-12 05:14) 

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