SSブログ

〈「言葉」による革命〉・・・「るろうに剣心 京都大火編」とユーザーレビュー。2014年10月16日 [「言葉」による革命]

●「るろうに剣心 京都大火編」は一般的な人気作品なのでネットのユーザーレビューなにも多くの「意見」が寄せられていますが、驚かされるのは「満点」を付けている人が多いこと。
さらにそうした人たちは、「日本映画の流れを変える傑作」であるとか、「日本映画史上に輝く」とか、とんでもない褒め方をしているんですね。
しかし一体どれだけ日本映画を観ており、日本映画史を知っていることやら。
中には映画史、鑑賞歴とも十分な人もいるかもしれませんが、しかしそうであれば「るろうに剣心 京都大火編」を「日本映画史上の!」などとは言えないはず。
いかにパッとしない邦画が少なくないとは言え、歴史を振り返ればどれだけ豊かな作品が創られて来たか。
「るろうに剣心 京都大火編」、悪くはないんです。
しかし一本の映画作品としてのクオリティだけを取ってみれば、ここ2,3年でも上位には来ない。
どうも映画鑑賞歴も不足し、もちろん映画史についてもまるで明るくない(であろう)方々がとんでもない褒め方をしているのが目立ってしまって。
「言葉が軽い」、そして「状況が見えてない」・・・この現象は「るろうに剣心 京都大火編」に対する感想だけの話ではなく、多くの分野で見受けられます。

nice!(15)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

nice! 15

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0