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〈「言葉」による革命〉・・・「禁じられた遊び」だけでなく、「モノクロ傑作映画」はあなたの感覚を成長させる!2015年1月11日 [「言葉」による革命]

●映画「禁じられた遊び」はモノクロです。
モノクロ映画の傑作は美しい。
そして強烈なインパクトがある。
また、現在でも多くの写真家がモノクロでの撮影に力を入れています。
それだけ黒と白のトーンのみで表現される世界が魅力的なのですね。
もちろん映画には「お金を払って観るエンターテイメント」の要素も大いにありますから、今から「モノクロ中心に鳴れ!」なんてことは言いません。
でも本当に映画を愛するなら、いや、文化芸術を愛するなら、さらに言えば、「人生を愛するのであれば」、ぜひモノクロ映画も味わってほしい。
フランスのミシェル・アザナビシウス監督がモノクロで撮った「アーティスト」が第84回アカデミー作品賞を獲得しましたよね。
モノクロの上にサイレント。
その2年後、第86回アカデミー賞では「3D効果の局地」と言うべき「ゼロ・グラビィティ」が世界的スーパーヒットを受けて、監督賞を獲得している。
これが映画のおもしろさなんですね。
しかし「ゼロ・グラビティ」は多くの日本人が鑑賞したけれど、アカデミー作品賞に輝いたというのに、「アーティスト」を観た一般の日本人は極めて少ない。
近年は米アカデミー賞を賑わした作品について、日本では一般的話題にならないことが多くなった。
別に「ハリウッド礼讃」を薦めているわけではないんです。
そうではなくて、いまだにアカデミー賞を賑わした映画は、「観る価値、語る価値」がある作品がほとんどで、グローバリズムなどとはまるで違った文脈で、普遍的価値を持った者が多いのです。

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